花王が"豊島のきれい"応援 豊島区とパートナーシップ協定
池袋の暗い怖い汚いの3Kイメージの完全払拭に最強の助っ人あらわる――。あの花王が豊島区と連携・協働して「豊島区のきれい」にタッグを組むこととなった。豊島区と人にやさしい石鹸・洗剤やベビー用品、また化粧品などでおなじみの花王㈱が10月2日、「豊島区にきれいパートナーシップ協定」を締結、ブリリアホールで高野区長と同社の松田知春取締役常務執行役員らが出席して締結式と合同記者発表が行われた。
まずは今後池袋の文化発信拠点となるハレザ池袋の目玉の一つである新しい区民センターに設けられる女性用パブリックトイレの清掃方法や清掃の指導・研修、定期的な清掃チェック、また効果的な洗浄剤、便座ディスペンサー108台無償提供、4カ国語のトイレの使い方ステッカー、きれいなトイレ認証ステッカーなどで豊島区のキレイを応援することになる。
新区民センターは9階建てで、さまざまなホールや貸し会議室があるが、目玉は2・3階がすべて女性のためのトイレやメイクルームとなっていること。35室の女性用パブリックトイレとメイクルーム、親子スペースははまさに別次元の癒し空間として豊島区のイメージアップにつながる。
高野区長は「女性にやさしい街づくりに清潔で安心できる公共トイレは欠かせません。消滅可能性都市として名指しされて以来、公園のアートトイレなども進めてきました。今回花王さんと連携できたことで、公共トイレという概念を花王さんの世界トップクラスのノウハウで、この豊島区からかえていきたい。まずは豊島君のきれいを実現するための、花王さんとの連携の第一歩です」と。
松田常務は「花王は清潔で美しく健やかな暮らしに役立つ事業を展開して、「社会に役立つ」活動が理念です。現在も各所でトイレの管理など行っておりますが、豊島区さんの熱い思いをうけて今回の締結にいたりました。豊島区の街づくりに貢献できればうれしい」と。
会見のあと、ブリリアホールと区民センターを結ぶアートな渡り廊下を通って、トイレスペースを見学した。
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