2020年4月

第3294号 2020年4月01日号


「夜の飲食店は自粛」
 小池都知事が緊急会見


 若者については、カラオケやライブハウス、中高年については、バーやナイトクラブなど接待を伴う飲食店などに行くことは、当面、控え、自粛していただきたい―――。

 東京都は新型コロナウイルス感染が一向に収まる気配をみせないどころか感染拡大が急速に進んでいるなか、週末には自粛要請をだした小池都知事が3月30日夜、緊急の記者会見を開き、都民に対し、カラオケやライブハウスのほか、バーやナイトクラブといった接待を伴う飲食店などに行くことは当面、自粛するよう呼びかけたから、ただでさえ売り上げが激減している飲み屋さんや繁華街の関係者から「なんの補償もなく、先の見えないときに」と、不安の声があがっている。感染経路不明の感染者の多くが、夜間から早朝にかけて営業する接客を伴う飲食業の場で感染したことが疑われると指摘しているというところから出た要請であるという。

 小池知事は「厚生労働省のクラスター対策班の専門家の報告によると、感染経路が不明な症例のうち、夜間から早朝にかけて営業しているバーやナイトクラブ、酒場など接客を伴う飲食業の場で感染したと疑われる事例が多発していることが明らかになってきた」と述べている。また、こうした場は「感染のリスクが高いと言われる換気の悪い密閉空間、多くの人の密集する場所、近距離での密接した会話の3つの密が、より濃厚な形で重なる場となっている」と。

 また小池知事は「感染しても症状の出ない方、症状の軽い方が無意識のうちに、ウイルスを拡散させることないよう、一人一人が自分自身のことと考えて、適切な行動をとっていただきたい」と命を守るため協力を呼びかけるとともに、「新型コロナウイルス感染症を原因としてさまざまな影響を受けている宿泊施設や飲食店、中小企業やその従業員へのさらなる支援を国に強力に要望することと同時に都独自の対策も今後、考えていきたい」と述べた。

 緊急事態宣言を目の前に、都民に感染者の爆発的増加を回避し、命を守るため、協力を改めてお願いした緊急会見だった。


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