第6回 グローバル化社会の教育研究会のご案内 .
木々の新緑がまぶしい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  「グローバル化社会の教育研究会」 は 企業・団体等の海外人事担当、教育相談員、帰国子女受け入れ校教員、ボランティア団体の幹部など実務者同士の自主研修会として、お蔭様で順調に活動を続けております。

  さて、このたびの第6回研究会では、特別企画として 「ミニ教育フェア」を行い、今までご参加の機会のなかった皆様にも広くご案内することにいたしました。 パネルディスカッション等の活発な議論の中から、現在の帰国子女教育の新しい流れを提示しようとするもので、海外子女・帰国子女教育に、企業・団体として、あるいは実務者として どう関わっていくべきかをお考えいただく契機としていただければ幸いです。
開催日時 :  2004年 6月25日(金) 午後2時〜4時30分
開催場所 : 順 心 女 子 学 園 中 学 校・高 等 学 校
(東京都港区南麻布 5−1−14 TEL.03−3444−7271)
* 営団地下鉄日比谷線(東急東横線乗り入れ)「広尾」駅より徒歩3分。
研修テーマ: 帰国子女教育に今、何が起こっているか?
第一部:パネルディスカッション 「帰国子女教育のリニューアル」
     桑ヶ谷 森 男 ((財)海外子女教育振興財団 教育相談員)
     酒 井 健 司 ((学)玉川学園 中学部教務主任)
     田 代 淳 一 ((学)茗溪学園 広報部長)
     小 山 和 智 ((学)順心女子学園 校長補佐)
   <司会> 松 本 輝 彦 (INFOE海外子女教育情報センター代表)
第二部:鼎 談 『「留学」 という進路を考える』
     松 本 輝 彦 (INFOE海外子女教育情報センター代表)
     山 田   勝 (アルク留学センター所長)
     熊 野   弘 (グローバルキャリア ディベロップメント代表)
<総合司会> 石 川 一 郎 (ロサンゼルス・インターナショナルスクール)
参 加 費: 1,000円 (運営費)
申込み方法: 氏名、所属先、Eメール連絡先、(もしあれば)同伴者の氏名、ご意見・ご要望などを <kyoiku@t.toshima.ne.jp>まで ご連絡ください。
以 上   
参加者一覧

参加者アンケート結果 (抜粋)

Q1.

今日の研究会では、11月の「教育フェア」で どんなことをしているかを知っていただくのが第一の目的でしたが、ご感想は いかがでしたか? 
新しい視線で帰国生徒の置かれている立場と環境を知ることができました。(企業人事担当)
「教育フェア」という試みがなかった頃に海外赴任をし、海外での子供の出産に始まり、色々な教育機関を経験して 子育てを終了した者としては、最近の帰国生と呼ばれる子供たちに対しては “どこで生活していても明るく元気に笑って過ごして欲しい” というのが 親としての最大の願望である。 語学よりも 心のケアの方が一層大事だと思われる。 (帰国生の父)
海外子女教育について 大変よい勉強になりました。求められているものについての理解が深まりました。スキルの向上については、学校全体で取り組みたいと思いました。 (私立高校教員)
初めてEGS研究会を知り、初めて出席させていただきました。参考になることが多々ありました。現職に活かせるものと、大変有意義に参加させていただき、感謝しております。蛇足ですが、パネラーの松本輝彦君とは 昭和59〜62年の3年間、私が文部省派遣でロスアンジェルス補習校 (あさひ学園) に勤務していた3年間のお付き合いの間柄でしたので、今日の20年ぶりの再会には驚かされました。  (企業内子女教育相談員)
本日は 松本先生のアメリカの現状をもとに、日本の学校のあり方など興味深い話が伺え ありがとうございました。(?)
日本の教育、アメリカの教育がよく分かったように思う。帰国子女教育という範囲で考えていては、狭いと思う。 (企業内子女教育相談員)
かなり本音に近いレベルの問題が取り上げられ、有意義でした。 (元 都立高校教員)
第1部、第2部ともに興味深いテーマでしたが、時間的に両方とも中途半端と思いました。どちらかというと 第1部をもう少し掘り下げた方が良いと思いました。留学に関しては、また日程を分けた方が良くないでしょうか。 (帰国生の母)
日本国内の学校・地域・家庭・企業などで、人に告げたい良い動向を 具体的に集めてほしい。(?)
JOBAは 各学校の取り組みを 海外へ正確に伝えるのが使命の一つだと考えています。ただ、学校によっては、いわゆる広告的な内容のみで(他の学校に知られたくないのかはわかりませんが)、詳細を知らせてくれません。このあたりが 私どもの今後の課題だと考えています。 (JOBA役員)
  

Q2.

11月の「第2回 教育フェア」には、できるだけ多くの帰国生や保護者に来場いただきたいのですが、どういった点を工夫 あるいは修正するとよいと思われますか? 
各企業人事部を通じて情報提供するのは いかがでしょうか?。 (企業人事担当)
「教育フェア」というイベントを まずは広くアピールすることが先決。現在、ロンドンと日本とを行ったり来たりしているので、友人達に伝えたいと思います。 (帰国生の父)
昨年 出ていないので、あまりよくわかりません。 (私立高校教員)
「自分の子どもを どう育てたいか」というような、帰国子女より 問題を大きくとらえてみたらどうか。 副題に「帰国子女から学ぶもの」とか……。  (企業内子女教育相談員) 
セクト的に考えたくないのですが、「日本の教育のあり方」を話題にしながら、多数を占める公立校の教育スタッフに、本日のテーマのような問題点が 全然疎外され、浸透していかない。 せめて帰国生受け入れ校のスタッフに呼びかける機会を与えてほしい、と思います(cf. 都立国際高校や 他の帰国生受け入れ校)。興味をもつ 先生も少なくないと思います。 (元 都立高校教員)
今回は、アンバランスな話の進み方になりましたが、その点に配慮していただきたい。 パネラーの方々の意見の量をバランスよく。(?) 
最近の帰国生の親の視点は、以前よりも「良い学校=レベルの高い学校」ということしか見ていないように感じることがあります。大学合格実績ではない 「この学校の特徴は……」 ということを いかに保護者にアピールできるか、宣伝の仕方、参加する学校数など、工夫が必要と思います。 (帰国生の母)
日本本来の家庭教育(躾)の美点を ピックアップしたらどうか。(?)
私どもJOBAにおいても、「教育フェア」の告知をさせていただきたいと存じます。 何卒よろしくお願いいたします。 (JOBA役員) 
帰国生の現状把握には ? でした。 実際に帰国生や保護者をパネラーにした方が良いのではないか? そして彼らに、松本先生が本音を聞けるように、いつものように ざっくばらんな形で発問したら良いと思います。(?)
 

Q3.

11月の「教育フェア」で 取り上げてほしいテーマ、問題などを お聞かせください。 
学校と企業のパネルディスカッション。(?)
学校選びの際に熱心すぎる親、子どもの考え方・意見を認めない親、また反対に 無関心な親など 差があるように思えます。 海外で教育を受けた子は それなりに特別なケアが必要であることを 帰国生の親に考えてもらうようなテーマを取り上げてください。(?) 
ユネスコ21世紀教育国際委員会では 「教育の4本の柱」 に、@ Learn to know、A Learn to do、B Learn to live together、C Learn to be がある。 Cは、いわば人間としての目標、学校としての目標を どう掲げているか、ということ。 語学教育だけではない、どういう人間を育てるかが問題。 (海外の教育の長所も取り入れるべきと思う)  帰国子女の長所の伸張というが、その長所と思われるものは どのように育てられたか、考えるべきではないか。 (企業内子女教育相談員)
「国際理解推進地域」 や 「スーパー・イングリッシュ・スクール」 などの学校の教育の現状を紹介する機会があればよい。 (元 都立高校教員)
英語圏のみの話に集中するので、非英語圏の話も伺いたい。(?)
日本の美点。 「これぞ日本の教育だ」 という経験談。(?)
初めて伺いましたが、留学というテーマは 重要だと考えました。 (会社役員)
@ 「帰国生が受験の国でサバイバルする方法」--- なかなかシステムなどが変わらない中学・高校で どうやって帰国生のもっている特性を活かすか。 A 「たかが英語 されど英語」--- 英語とは、道具にすぎない、子どもが異文化で身に付けている英語以外のものが何かを、いかに気づかせるか?(?)   

Q4.

その他、何かご意見・ご要望などございましたら、何でも結構ですので お書きください。 
今後とも、素晴しいプログラムを期待しております。 (企業内子女教育相談員)
とにかく、自分の体験的 躾の長所、自分が一番心配している日本の教育・躾上の問題点を集めてみる。(?)
私は 望ましい帰国子女受入教育は、学習言語教育・科目教育・自学トレーニングが重要だと考えます。私立校を想定した時に 通常授業・日本語教育・英語教育と、通常授業をサポートする補習クラスが必要です。これは学校内ではなくても、民間教育機関でも実現可能です。 (JOBA役員) 

注) 第2回 教育フェアからは、東京学芸大学附属高校大泉校舎、東京都立 国際高校を招待することになりました。

トップ
過去のテーマ一覧に戻る
H O M E