子女教育ニュース

      担当: 国際教育相談員 小山 和智
海外人事や教育関係の実務担当者の皆様に配信しているニュースの一部を、
一般の皆様にも公開します。 教育相談などについては 「教育相談から」を。
2018年 7月6月5月1月〜4月、2017年 9月〜12月5月〜8月1月〜4月。 2016年 9月〜12月

 ページトップ、 海外支援センター   ※ ニュースのオリジナル版は、日本人学校・補習授業校にも お送りしています。
【2018-7月】

「K2」は “ヤバい”の意味?
  7月4日は 一昨年、南谷真鈴さん (当時19歳) エベレスト登頂に成功された日ですね。 そのすぐ隣の 「K2」(カラコルム第2号峰) は エベレストに次ぐ 世界第2の高さ(8,611m) ですが、登り難くて 多くの遭難者を出してきました。 登山家の間では “畏怖と憧れ” を持たれ、「K2」 に “ヤバい” の意味まで込められます。 他方、野球では “三振 (Strike Out)” を 「K」で表わします。 理由は諸説あって 本当のところは不明ですけど、2打席連続三振(K2) は、周囲を “ヤバいなぁ” という気持ちにさせます。
  「ビタミンK」 は、ヒトの腸内細菌が作るビタミンです。 血液凝固に欠かせない要素ですが、乳児の体内では 十分に作れません。 ビタミンK欠乏性出血症(VKDV) の処方薬 「K2シロップ」 には、ビタミンK2(メナキノン) が含まれています。
  イタリア隊が 「K2」 に初登頂した際 (1954年)、マリファナ使用の噂(?) があり、大麻(Cannabis) 系の薬物を 「K2」と呼ぶようになったともいわれます。 また、マレー語で 「kakak(姉さん) や 「kilat-kilat(キラキラッと光る) を 「K2」と略したりしますが、これらも大麻に関連づけられて、与太話の種になっています。 ただし、「K2シロップ」は 大麻とは全く関係ありません。
◆ 「K2」は「KZ」とも書かれます。 私のハンドルネイム「KZ」は、通称が「カズ」だからですが、ナチスドイツの強制収容所も 「KZ」でした。若者の間では “戻って来られない” 絡み辛い” の意味になっています。

高校生がアジアの言語で研究した成果を発表
  6月30日(土)、関東国際高校(東京都渋谷区) の「近隣語 公開プレゼンテーションコンテスト」 があり、『私たちから見た 日中マナーのギャップ』 が最優秀賞、『インドネシア人と日本人の自分の外見に対する意識の違い』 が優秀賞に輝きました。 高校生が、その国の言葉でアンケート調査したり 原語の資料に直接当たったりして情報を集め、分析/考察したもので、実に興味深い発表ばかり。 審査員を勤めた 各大学の先生たちも、絶賛していました。 「英語だけ話せれば好い!」 と思っている高校教師には 是非とも見せたい現実が、そこにあります。
◆ 発表者は、現地の高校生にSNSでアンケートしたり、浅草寺の仲見世通りで その国の旅行客を探して 調査に協力して貰ったり……「主体的、対話的で 深い学び」 も ここまで来たかと 感慨を覚えます。

旅券の紛失・損傷等と「渡航書」
  夏休みを利用した海外研修や模擬国連など、海外渡航の準備に入っている生徒も多いと思います。 覚えておいて欲しいのは、旅券(Passport) は “命の次に大事” ということです。 海外で旅券を失くしたり 損傷したりした場合は、直ぐに 日本の大使館か領事館に連絡を取ります。 緊急に帰国したい場合は、「帰国のための渡航書 (Travel Document for Return)」 を申請することができます (紛失・盗難等の場合、警察の証明が必要)。 本国に帰るためにだけ有効な渡航文書ですので、周遊は認められません。 なお、例えば、アメリカで日本の渡航書を取得する場合、21米ドル(cf.5年旅券なら 92ドル)、インドネシアで取得すると 約3万円(cf.同 13万円) 相当です。 旅券のコピーや運転免許証など 本人確認ができるものがあれば、ほぼ翌日に発給してもらえます。

集中豪雨の被災者の皆様 お見舞い申し上げます。
  昨年暮れ、この通信で 「エルニーニョ南方振動 (El Nino-Southern Oscillation)」 について触れた時は、異常な冬将軍の到来が 目前でした。 しかし、その “シーソー現象” は、やがて猛暑や集中豪雨を呼ぶことも意味していました。 「線状降水帯 (Linear Precipitation Zone)」 なるものが認知されて、もう何年になるでしょうか? 数年前から 広島豪雨、関東・東北豪雨、さらに 米サウスカロライナ州豪雨(2015年) といった記憶も まだ新しく、災害が どんどん巨大化しているのに、わが国の治山・治水事業は、利権構造 (要は首相の "お友達優先政策") により歪められているのです。
  “忖度” や “お友達優先” といったことに基づく 「人治政治」 は、それが構造化すると、いざという時に対応が遅れたり 収拾がつかなくなったりするものです。 自民党員でも、「国民の代表として、普通に考えたらやらないだろうということをやってしまっている」 と首相を批判していました。 そうして 防災への備えは、どんどん杜撰になってきました。 海水温度の上昇=地球温暖化の結果、私たちは 酷くなる一方の気象条件に直面しています。 “お友達” に配慮する治山・治水事業から 素早く脱し、公正な判断に基づく 「持続可能な開発」 の体制を実現すべきです。

大手企業が主力事業から次々と撤退
  かつて 日本の半導体産業を代表していた 「ルネサス」 の名を聞くたびに、心が暗くなります。 私は、日立製作所に 1998年1月から10年間、三菱電機には 2001年11月から5年間、海外駐在員の異文化研修に講師で呼ばれていました。 2002年11月に両社の半導体部門が合併して、「ルネサス テクノロジー」 になりました。 さらに 2010年4月、「NECエレクトロニクス」 と合併して 「ルネサス エレクトロニクス」 になった時には、液晶部門の伸び悩みは 深刻だったようです。 そして、2011年の東日本大震災で8工場が被害を受け、とくに 茨城県の日立那珂工場の被害は甚大でした。 ついに 2012年末、大規模な第三者割当増資により、NEC・日立製作所・三菱電機は 主要株主から外れ、営業部門の「ルネサス販売」も売却されました。 もはや どこの会社か判らなくなったのは、残念です。
  大手企業が主力事業から撤退する発表が 続きます。 東芝が 「東芝メモリ」 を売却して 半導体事業から撤退したほか、カシオ計算機は デジタルカメラ事業から撤退すると発表。 エーザイは、高脂血症薬や降圧剤などの 「エルメッド エーザイ」 を、段階的に 日医工に売却とのこと。 そして今回、シダックスが カラオケボックスの運営会社 「シダックス コミュニティー」 を B&V (「カラオケ館」の親会社) に売却したのも衝撃的です。 「自分が辞めた後のことは知らん」 という経営陣ではないことを願います。
◆ 私は 東芝には6年間(1997年6月〜)、駐在員研修に呼んでいただきましたが、原発事業の巨額の損失で、東芝は奈落の底に……。 また、東レが 中国の青島即発集団との合弁会社を同社に売却して、東南アジアに拠点を移す(戻す?) というニュースにも 驚きました。 時の流れを感じます。

7月の諸行事――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
英国国際教育研究所 ことばのセミナー--- 7月 1日(日)、於:品川区立総合区民会館 (東京都品川区)。 テーマ 「教えるための言語分析の視点」=図師 照幸 (英国国際教育研究所 所長)。 ※ 本来あるべき外国語教育では どのように言語を分析すべきなのか、また 外国語教育が持つ可能性について考えます。
日本旅行医学会 2018年 登山医学セミナー--- 7月 7日(土)、於:KFCホール (東京都墨田区)。 テーマ 『火山と登山医学』。 講演:「草津白根山噴火災害対応」=藤塚 健次 (前橋赤十字病院)、「アウトドア活動における脱水」=西本 泰久 (京都橘大学) ほか。 ※ 教育関係者は 事前予約すれば、資料代だけで聴講させてもらえます。 翌8日(日)には、大阪国際交流センターで 同内容。
第13回 総務・人事・経理ワールド「ダイバーシティ」講演--- 7月13日(金)、於:東京ビッグサイト。 [講演] 「経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント」=内永 ゆか子 (NPO法人 J-Win 理事長) ほか。 ※ 「多様性が大事」と言いながら 踏み込めない “旧人類” は、もはや 企業には“お荷物”--- 中学生/高校生の職業観教育において “要らない人材” の生産の継続は 社会悪です。
女性記者の公開講演会@聖学院大学--- 7月18日(水)、於:聖学院大学チャペル (埼玉県上尾市)、テーマ 『現代日本の少年犯罪と子どもの貧困の現実--- 取材現場から見えてきたもの』=山寺 香 (毎日新聞さいたま支局 記者)。 ※ 政治経済学部創設30周年記念 公開講演会です。 現役の女性記者の視点から 多様性に開かれた社会の可能性を展望する連続講演の2回目。
第65回グローバル化社会の教育研究会(EGS)--- 7月23日(月)、於:聖学院中学・高校(東京都北区)。 テーマ 『IB教育と教員養成--- 日本における課題と展望』=星野あゆみ (玉川大学大学院教育学研究科/国際バカロレア機構(IBO)アジア太平洋地域 開発マネージャー)。 ※ 「日本語DP」の導入を検討していながら、踏み切れないでいる学校の最大の心理的な障害を どう克服していくべきかを話し合います。
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◆ 6月13日、成人年齢を18歳にする民法改正が 国会を通過しました。 付随して選挙権などに関しても 法改正が進められてきましたが、肝心の 「良識ある大人とは?」 の議論は 置き去りです。 「Populism」(衆愚政治) に陥らない賢い大人を育てる責任は、中等教育に負わされています。

◆ 6月から 住宅宿泊事業法(民泊新法) が施行されました。 「AirBnB」等の 安全面・衛生面の確保、騒音・ゴミ出し などの近隣トラブル解消などのためのルールを定めたものです。 民泊の鍵箱の暗証番号を 前の使用者が 別人に教えてしまうこと、失火や漏水等の 責任所在が不明確である点は、世界中で問題となっています。 それでも 人気があるのは、儲かる人が多いからですね。

どんな制度や道具にも 本来の目的と 適切な使い方があり、それを誤れば "凶器" にもなります。 何の備えもせず 宴会に呆けている間に 被害は急増……「想定内です」(業者は儲かる) とでも言うのでしょうか? なお、一度 冠水した車は、感電にご注意ください。

◆ 40年前の7月6日、読売巨人は赤ヘル打線に対して 「1イニング10四死球」 の“汚点記録”(草野球でも滅多にありません) を残しています。 その時の巨人は、2位の広島に10ゲーム差の首位でした。 以後 ズルズルと負け続けて ヤクルトが初優勝。 「江川事件の序曲」ともいわれます。

◆ 『月刊 海外子女教育』7月号の特集は 「帰国受験体験記」--- 帰国して受験するという選択、志望校の選択、それぞれの背後にある自身の経験の見直しと心の動き……。 もう一つの特集は「ミュージアム特集」です。

◆ わがマンションの隣室に スリランカ人が引越してきました。 タミール語だと思って 「ナマステ (こんにちは)」 と言ったら、「いえ、スリランカでは 『アユボワン』 と言います。 よろしくお願いします」 との返事…… シンハラ語なのでしょう。 新たな交流の始まりです。

◆ いよいよ 夏本番! 海外研修や国際交流活動なども盛んですが、「主体的で 対話的で 深い学び」(Active Learning) の視点を忘れず、事前学習も しっかりやって欲しいです。 地震や火山噴火の上に 集中豪雨が続きます。 被災地の皆様が 一日も早く平常の暮らしに戻られるよう 祈っています。 それでは皆様 ごきげんよう。

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【2018-6月】

「新法解剖」 について考える
  6月から 刑事訴訟法の改正が施行されましたが、「死因・身元調査法(2013年4月施行) について一言。 この法律は、警察機関が取り扱う死体について、死因・身元を明らかにするための措置を定めたものです。 海外では 「医学的に死因が判明するまで、解剖や薬物検査をきちんと実施する(死亡までの経緯を 科学的に解明する)」 のが常識ですが、日本では 5年前まで、犯罪性がある場合(⇒ 司法解剖 (autopsi)) を除けば、遺族の承諾がない限り “行政解剖” しないことになっていました。
  例えば、子どもがベッドに挟まって死んでいた場合、親は 自分を責め続けることも多く、「もうこれ以上 遺体を傷つけないで欲しい」 という感情もあるので、従来は 解剖しないで済ませることもありました。 しかし、科学的に死因が判明し 調査されるほうが、関係者の感情もプライバシーも守られるはずですし、再発防止にも有効なのです。
  その意味では わが国も、この 「新法解剖」 で、ようやく世界標準に従ったのですが、肝心の法医学(forensic) の専門機関や専門医養成に 追加予算がつきませんでした。 司法解剖は 1件当たり約30万円の経費がかかり、従来から警察の予算を圧迫していたにも拘らずです。 安倍首相は、新法解剖(地方自治体の経費です) を約10万円で 民間委託させることを選択したわけですが、押し付けられる現場の医師は 大変です。
  
朱雀大路は、京都のどの辺りにある?
  猛暑の京都を、修学旅行の生徒が たくさん歩いています。 「朱雀大路」は 中国の都にならい、御所の正面から真南に向かって造られた大通りです。 外国使節への示威、軍隊の出征・凱旋といった儀式用にのみ使われ、朝廷の権威を発揚する舞台でした。 平安京では 幅が約80mもあった(今なら25車線?) そうで、南の端に羅城門(羅生門) がありました。 しかし、朝廷の力が弱まると、人々は勝手に 農地にしたり宅地にしたりするもので (新在家, 今在家)、どんどん消えていき、16世紀に豊臣秀吉が 「御土居 <おどい>(都の防壁) を築くに至って 消滅しました。
  日本史好きの生徒に 「朱雀大路は 今はどうなっている?」 と聞いても、「羅生門は どこにあるの?」 と聞いても、まず答えられません。 京都の地図を出して 「船岡山千本通りを探してご覧」 というと、数分かかってやっと見つけますが、二条城よりも西側にあることに驚いています。(京都駅を出た山陰本線が北上していく辺りです) 千年前は、中国に長安と洛陽の二都があることになぞらえ、平安京の西半分(右京) 長安城、東半分(左京) 洛陽城と、風流に呼んでいましたが、やがて右京は荒廃して 左京のみが繁栄、「」が 京都全体を表わすようになります。 御所自体が、東に約2km 移動してしまったのです。
◆ 応仁の乱(15世紀) で 「朱雀大路」の真北の船岡山に “西軍の陣地” が敷かれたので、その辺りを 「西陣」と呼ぶようになります。 わが国を代表する絹織物の中心地です。 元々は “内裏の北側” だったのですね。

もうじきイスラム教の「レバラン」
  イスラム教の断食月が、残り1週間を切りました。 世界史で十字軍について学ぶ生徒も、イスラム圏の歴史や習慣については 余り興味を示さないのですが、10〜15世紀ころは “世界の文明のトップレベル” にありました。 そのことを理解しないと 科学の習得は難しいとさえ思われます。 「algebra」「chemistry」 といった学術用語の多くが、アラビア語からきているのも、中世の欧州各国の科学技術や行政処理 (複式簿記の考案も含む) が、イスラム教徒に大きく依存していたからです。

各国の通貨記号について
  日本銀行条例が 1882年6月に公布され、日本銀行は その年10月に開業しました。 各国の通貨記号 (貨幣のマーク) は、アルファベットに1・2本の横線を引いて表すことが多いのですが、元々これは “省略した” という印刷業者の符号でした。 英国ポンド(GBP) は、古代ローマの「lib(v)ra」(銀の重さ) が基本になっていたので、L に横線で表します。 日本円や中国元(RMB) は Y に横線(¥)。 ドル($) には 諸説ありますが、イスパニア帝国の銀硬貨「Peso duro」(堅い良貨) の頭文字の PとS(sum) を組み合わせたというのが 通説とされます。 スペイン銀貨が 欧州の標準貨幣だったわけです。
  なお、ドルの語源は ドイツ語の 「thaler <ターラー>(谷)。 ボヘミア渓谷の銀で鋳造した銀貨が とても良質だったことから、欧州各国で 自国通貨を「dollar」(良貨) と愛称する習慣が生まれました。 日本で江戸時代の 「ドルラル」 は、オランダ貨幣を意味したのでしょうが、明治以降は “国名+ドル” の形で 外国通貨を呼ぶようになります。 マレーシア・ドルも、正式名称は「リンギッ・マレーシア (RM)」です。
◆ かつては スペイン銀貨が世界標準だったため、フランス語で "金銭" は 「argent」(銀)、スペイン語でも「plata」(銀) といいます。 中国語や日本語で 「銀行」(銀の店) というのも、銀本位制の名残りですね。

今年6月からの刑事訴訟法の改正施行
  「全ての被疑者が (起訴される以前も)50万円以上の貯金等がなければ 国選弁護人を申請できる」 ことになりました。 しかし、現実的には、逮捕されて拘留状が出るまでの48時間が “勝負の山” でして、身に覚えがないことで逮捕された場合には、すぐに知り合いの弁護士(私選弁護人) か 「当番弁護士」(初回のみ無料) を呼んでもらうことが必須です。 とくに 痴漢容疑事件では、これを怠ると 職まで失いかねません。 ほとんどの事業所が、「無断欠勤3日」「勤務先の信用失墜」 を解雇の事由としていますから。(注:逮捕後の電話連絡は一切不可能です)
  さらに 大きな変更は、「捜査・公判協力型 協議・合意制度」 の導入--- 海外ドラマでよく耳にする 「司法取引 (Judicial deal)」 です。 対象事件は 経済犯罪 (汚職や脱税、談合など) や銃器・薬物犯罪などの特定犯罪に限定されており、死刑または無期の懲役・禁錮に当たる罪は 除外されます。 ここで、弁護士の同意が必要であることはもちろんです。
◆ 逮捕後 すぐに弁護士を呼びたい時、あなたならどうしますか? 日本の中等教育では、なぜかそれを教えないので、憲法の保障する国民の権利 (教員免許の必須履修事項です) も、実に不確実なものになっています。

Smoke on the Water』 は基礎・基本
  6月下旬になると欧州では、バカンスをどこで過ごすかが話題になります。 保養地として とくに人気なのが、スイスのレマン湖 (Lac Leman=<英語> Lake Geneva, <中国語>日内瓦湖) です。 弓形の湖の西端に 国連機関が集まるジュネーブがあり、東端に 世界のセレブに人気の街 モントルーがあります。 芸術家や音楽家も集まってくるし、“欧州のジャズの都” としても有名です。
  ロック音楽に馴染みのない人も イントロだけは知っている 『Smoke on the Water(英1972年) は、このモントルーのカジノ火災のことを歌っています。 ディープパープルの曲で、『Black Night(英1970年⇒UCCコーヒーのCM曲) と共に 広く親しまれています。 日本公演(1972年夏) の録音が余りに秀逸なため、『Made in Japan』 のタイトルで世界中でリリースされ、各国で “プラチナ盤” の賞賛を得ました。 「日本製は素晴しい」(物真似を越えた) という “印象” を広めてくれた慶事でもあります。
  極めて単純な和音(Code) 進行にも拘わらず、ギター技法の全ての要素が含まれているとされ、釣りの世界の 「ヘラ鮒に始まりヘラ鮒に至る」 に相当する慣用句として、「Somke on the Water」 も使われます。 しかし、今どきの高校生バンドに「『Smoke on the Water』をやって!」と言っても、「?」 という顔をされます。 基礎練習は嫌なものです。
◆ 『Black Night』の「Maybe I'll find on the way down the line that I'm free, free to be me」(たぶん私は判る この道の先で…) の歌詞は、1970年代の若者の感覚を 如実に現わしていました。

「被疑者取調べの録音・録画」の義務化
  改正刑訴法の一つで 施行は来年6月ですが、裁判員裁判対象の事件では、既に録音・録画は始まっています。 しかし、録音・録画により有罪となる確率も上昇する (後で証言を覆すことが認められ難い) 傾向や、個人情報が法廷に開示されるなど、被疑者が不利益を被るリスクも少なくありません。 なお 従来、録画が進まなかった理由の一つに 取調室の狭さもありました。 通常の取調室は 約2坪(7平米弱) なので、焦点距離が確保できなかったのです (だからカメラの精度向上や警察庁舎の改築を待って…?)。 私たちが映画・TVドラマなどで見る “取調室” は、実際の何倍もの広さがあります。 そうでないと撮影できませんから。

第65回グローバル化社会の教育研究会(EGS) の開催
  7月23日(月)、いつもの聖学院中学・高校(東京都北区) で行われます。 テーマは 『IB教育と教員養成--- 日本における課題と展望』です。 国際バカロレア機構(IBO) アジア太平洋地域 開発マネージャーの 星野あゆみ先生(玉川大学 大学院教育学研究科 教授) を囲んで、"IB教育の目指すもの" を踏まえながら、その教員養成や環境整備などの現状理解を深めたいと思います。 夏休みに一時帰国される先生方にとっては、国内の海外子女教育関係者に出会える貴重な機会でもあります。 注) 今回は月曜日開催です。

6月の諸行事――--――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中国語教育学会 第16回全国大会--- 6月 2日(土)・3日(日)、於:早稲田大学 (東京都新宿区)。 [基調講演] 「外国語学習の科学--- 第二言語習得論の中国語教育への示唆」=白井 恭弘 (Case Western Reserve大学)。[ワークショップ] 「身近な言語をもっと知ろう ○○語は 90分でここまでできる!」※ 「90分で 独・仏・韓・西・露語にどれだけ親しめるか」 への挑戦。
さんむ田んぼアートプロジェクト2018--- 6月 2日(土)、於:千葉県山武市松尾町。 ※ 千葉商科大学人間社会学部のプロジェクトで、田植えの農業体験のほか、畜産品なども楽しみ。
千葉大学先進科学センター創立20周年記念シンポジウム--- 6月 8日(金)、於:千葉大学 西千葉キャンパス (千葉市稲毛区)。 [基調講演] 「大学飛び入学--- 日本型エンリッチ・モデルの挑戦」=岩永 雅也 (放送大学 副学長) ほか。 ※ 17歳の大学生3名が誕生してから20年が経ち、日本における「飛び入学」のあり方を振り返ります。
異文化間教育学会 第39回大会--- 6月 9日(土)・10日(日)、於:新潟大学 (新潟市西区)。 [特定課題研究] 「政策的視点からの異文化間教育研究」。[シンポジウム] 「次の世代を地域で育てる--- 異文化間教育の役割」。 ※ 異質な文化の接触により生ずる様々な教育の問題を研究する学会です。
ホームスタート・わくわく 活動報告会--- 6月17日(日)、於:としま産業振興プラザ (東京都豊島区)。 ※ 無償で未就学児のいる家庭を訪問し 母親と一緒に子どもの世話をしたり 家事をしたりしながら、母親の話を傾聴する活動です。
マイナビITセミナー--- 6月21日(木)、於:インターネットイニシアティブ本社 (東京都千代田区)。 テーマ:『知っておきたい Web分離検討のポイントとは--- Webアクセスに潜む脅威の現状と対策の事例』。 ※ 標的型サイバー攻撃の実情についての説明・対策とともに、「結局どの製品を選んだら好い?」 という疑問にも 答えてもらえます。
KANTO近隣語各コース公開プレゼンテーションコンテスト--- 6月30日(土)、於:関東国際高等学校 (東京都渋谷区)。 テーマ 「近隣語でつながる私たち」「私が出会った美」。 ※ 関東国際高校の近隣諸国語(中・露・韓・タイ・インドネシア・ベトナム語)を同時に学ぶことができる「複言語教育」は必見!
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◆ 5月30日は 「ごみゼロデー」 で、その前後には、あちこちで清掃活動が行われます。 わが町内は 外国人が増えたこともあって、道路脇の植込みに パンや菓子の袋、空き缶、煙草の吸殻がたくさん…… 億劫ですけど、根気よく教えてあげるしかありません。

◆ 毎年5・6月は、3月末に定年を迎えられた先生方が、ひょっこり訪ねて来てくださいます。 30歳前後で日本人学校に赴任された先生も多いのですが、わが家に入ると 急に当時の顔に戻られるのが、面白いです。 お顔の皺を見ながら、「お疲れ様でした」 と心から労います。

◆ 60歳は 気力・体力も まだ十分ありますから、新しい世界に飛び込んでみられるのも好いですね。 大学院に通う方も 意外と多いようですが、知的欲求に終わりはありません。 願わくば "緩やかな共有" も よろしくお願いします。

◆ 安倍首相は2年前、「行政府の長として当然、行政上のさまざまな課題・問題について、最終的に責任を負うのは私であります」 などと、繰り返し答弁していました。 ところが最近は、「私の答弁は 官僚の説明を紹介しただけです」 と言い逃れ…… 子どもの教育上、大きな悪影響です。

◆ 教室天井の照明にLED電灯を使う場合、「学校環境衛生基準」 の机上の照度を確保しようとすると、従来の蛍光灯よりも多く設置する必要がありますが、生徒は眩しさを訴えます。 基準を見直すべきでは?

◆ 『サラリーマン川柳コンクール』 の結果が発表され、「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」が第一位、「『ちがうだろ!』 妻が言うなら そうだろう」 の次点作と 僅差でした。 一昨年の「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」は 強烈でしたね。

◆ 海外子女教育振興財団の設立は 1971年です。 一般旅券の発給が解禁となり、海外直接投資も自由化されて、海外駐在員と海外子女が急増し始めた時期でした。 戦後日本は ロックと共に発展してきた気もします。

◆ そろそろ梅雨入りでしょうか。 食べ物の管理にも お気を付けください。 舞っている花粉の量が減りますので、花粉症の人は やや楽なのでしょうか? この時期に、体力を養えると好いですね。 欧米の現地校やインターナショナルスクールは、年度末ですね。 一時帰国して、日本の学校に体験入学する子も多いことでしょう。 日本のことを たくさん体験し、吸収していって欲しいです。

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【2018-5月】

「甍<いらか> の波に 雲の波……」 のゴールデンウイークです
  祝日や運動会を迎えるたびに 私は、旗竿・マストの先端に付ける玉飾りは、正式に何と呼ぶのだろうと悩みます。 生徒の前では 一応 「国旗玉」 と言うようにしていますが、ご存知の方は教えてください。 私は高校生まで 「金玉」と呼んでいたのですけど、英語では 「ox-ball (牛の睾丸)」 だと聞いた時、驚くと同時に 妙に安心したことを思い出します。(笑)
  「ox」とは 「bull(雄牛) を労役・食用のために去勢した牛で、比較的大人しく 扱い易いので、“のろま, 不器用” の意味にもなります。 男子学生たちが集まって ワイワイ元気に議論する時は、当然ながら 「bull session」 と呼び、「ox」 は使いません。 また 「hen party(女性だけの会合) に対する男子だけの集会を、「stag party("牡鹿" の会合) というのは、「cock」が 「penis」(陰茎) を意味する隠語であることを 憚<はばか>るからです (それでなくとも猥褻な演出が多いので)。 なお、マレー語でも 睾丸は 「testis」ですが、若者たちは 「ujian(試験/考査) とも呼びます ("テスト" の混同では?)。 その代わりに、アラビア語で 「zakar」と言っても通じますけど、本当は 男性器の総称です。
◆ 小説家の阿刀田 高さんによれば、大昔の酒は 「どぶろく」(濁り酒) で、精液(どぶろくに似て見える) が製造される器官を 「酒の玉 <きのたま>」 と称したのが、「金玉」 の語源となったのだそうです。

ジャカルタ日本人学校は 満49年
  1969年開校なので、来年5月に満50年を迎えます。 開校準備は 1968年4月から始まり、9月には 日本語補習校がスタ―トしました。 その実績を基に 11月に運営法人の設立、校舎確保、インドネシア政府の許可申請と、急ピッチで手続きが進みました。 私が赴任したのは、児童生徒数がピーク(927名) となった 1985年ですが、15年で30倍に一気に膨れ上がった “水膨れ体質” の改善が急務でした。 3年掛かりで経営改善が図られ、その後の10年間は 安定的に発展していきます (約 1,200名まで)
  1998年経済危機による混乱で 休校に追い込まれた後 (再会時 164名)、800名台を回復。 リーマンショック (2008年秋) 後に、再度 670名前後まで落ち込んでも、2年程度で回復基調に戻って、2014年には1,200名前後を回復しました。 児童生徒の大幅な増減は 日本人学校の宿命ですが、ジャカルタの現業スタッフは我慢強くて創意工夫に長け、経費節減や現地教材の活用に大きく貢献してくれます。 私の時代に居たスタッフは 全員定年退職していますけど、現在のスタッフも 学校の伝統を しっかり守ってくれているようです。
  なお 33年前、ジャカルタでの私の最大の使命は 11人の人員整理と労働協約(就業規則を開示し 職員側と契約) の締結でした。 解雇の方は初年度で何とかできましたが、その反動の中で 就業規則の交渉をするのは大変です。 ストライキも経験しながら、ようやく妥結に到った時には、3年の任期が終わっていました。

夏の陽気と“極楽”と“楽園”
  早くも盛夏の陽気ですね。 昼下がりに街中を歩いていると、『欲望という名の電車』 を思い出します。 米ニューオリンズの 「極楽 (Elysian Fields)」通りに面した安アパートを、ヒロインが訪ねるところから始まります。 この「Elysian Fields」 は、ギリシャ神話の “神々に愛された人々が死後に 至福の生活を営む” とされる野原のこと。 梵語では 「Sukhavati」で、中国では 「極楽 <ji2le4>」 と訳され “阿弥陀仏の居られる所” ですが、苦しみも患いも全くない 清浄・安楽な世界をいいます。
  一方、「楽園 (Paradise, 園林<おんりん>)」 は “不幸”や“地獄・冥界” に対立する概念で、平和・幸福・繁栄(PHP)のみが存在するとされます。 古代の印欧語(IE) では “王室の庭園” の意味だったそうですが、次第に 宗教上・形而上学的な用語に昇華されていきます。 “充ち足りた世界” “神聖な場所” という概念で、仏教経典で 「浄土」、旧約聖書では 「Gan Eden(エデンの園)、イスラムの聖典クルアンでは 「Firdaus」となりました。 他方 マレー語の 「Syurga」は “神々のおわす所” の意味で、古代日本では 「珠流河」(⇒駿河) の字を当てています。
  因みに、 ヒンズー教の 「Deva/Devi(神) は 中国で 「天」と訳されました (水天、弁天、帝釈天など)。 「順天者昌」 は “神の意思に従えば栄える”、「順天堂」 は “天国に真っ直ぐ向かう=敬虔な生活” という意味です。
◆ 昔、ジャカルタ日本人学校のプール管理担当に、Firdaus という職員がいました。 プールは 放課後や休日は在留邦人に開放され、毎日家族連れで賑わっていました。 なお、「taman-sari」(花園) も “楽園” です。

五月病は 温かく見守りましょう
  五月病を悪化させる要素の一つに、周囲の大人の対応があります。 友達をつくることは大変なのに、「友達できた?」「友達増えたか?」 と立て続けに聞いてしまう例を 散見します。 そのうえ更に、「自分の言うことは全部聞いてくれるのが、友達だ」 という思い込みを助長し、ますますコミュニケーション能力が育つことを疎外してしまう例も。
  喧嘩もできない仲は 友達ではありませんし、自分を見つめている時間も 大事なのです。 「人間は一人で生まれて 一人で死んでいく」 という絶対孤独を分かっていないと、他者との共感が生まれないし、発達・成長ができません。 そのうえで お互いに異なる点を含め、丸ごと受け止め愛せるようになった時が親友であって、親や教師が 「親友じゃないの?」 と繰り返し問い詰めることは 逆効果です。 温かく見守るしかありません。

「CEFR」 と大学入試センター試験
  30年前、ポーランド民主化やベルリンの壁崩壊などが起こって 欧州が 「EU統合」に向け大きく進み始めた頃、欧州評議会では 「欧州市民のための言語学習」 の共通座標作りが始まりました。 欧州全言語に共通する学習状況の評価・指導の方法を提供するためで、語学検定同士を比較する 「欧州言語共通参照枠 (CEFR)」 が策定されました。 「初心者 (A1)」「初級者 (A2)」「自立した中級者 (B1)」「実務可能な準上級者 (B2)」「優れた言語運用者 (C1)」「ネイティヴ相当者 (C2)」 の6段階に 分類枠(Cadre) が定められています。
  3月末に、大学入試センターから 「大学入試英語成績提供システム」 の参加要件確認結果について 発表がありました。 IELTS、ケンブリッジ大学英検のほか、TOEFL iBT、GTECが順当に入っていますが、日本の 「英検 (STEP)」 や TOEICも “参加要件を満たしている” というのは、“首相案件” ではないかと思われます。

カンヌ映画祭が閉幕
  5月19日の最終日、『万引き家族』(是枝裕和監督) が最優秀賞を受賞しました。 その晴れやかな光景を見ながら、昨年から続いた騒動について、後味の悪さも感じました。 昨年、事務局が 「2018年からコンペ出品を希望する作品は、フランスの映画館への配給を確約すべし」 という新ルールを発表して、動画配信大手の 「ネットフリックス(Netflix)社」(映画製作資金も多く拠出している)が猛反発。 それに対し審査員長も、「デジタル産業は、映画館という既存のネットワークのルールに従うべきだ」 と 劇場公開を拒むネットフリックス社の姿勢を批判…… 遂に先月、ネットフリックス社は作品を出品しないと発表しました。
  これは “映像産業の資金の流れをどういう形にするか” という争いであると共に、“映画とは何か” という根本的な問いを巡る争いでもあるというのが、多くの見方です。 映像がインターネット上を容易に往来するようになると、「観客が一堂に会し、フィルムをスクリーンに映して鑑賞する」 という19世紀以来の “映画の形” が、維持できなくなるわけです。 映画に関わる全ての仕事のあり方が、転換期を迎えています。
◆ かつて映画館には“弁士”という職人がいましたが、サウンドトラック(音声帯)付きの映画の登場で、廃業となりました。 映画に関して、次になくなっていく仕事は 何なのでしょうか?

日本の「報道の自由」は地に落ちた?
  「国境なき記者団 (Reporters Without Borders:RWB)」 の2017年度報道の自由度ランキングのトップ10は、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、オランダ、コスタリカ、スイス、ジャマイカ、ベルギー、アイスランドでした。 G7諸国では、ドイツ16位(前年16位)、カナダ22位(←18位)、フランス39位(←45位)、英国40位(←38位)、アメリカ43位(←41位)、イタリア52位(←52位)、そして日本は前年と同じ72位です。 日本は、2010年は11位でしたが、安倍政権になってから 順位がどんどん低下し、台湾(45位)、韓国(63位) よりも下になっています。 政府の嘘が解明できないうえ、政府による “誤魔化し” や “論理のすり替え” を指摘できないこと、“記者クラブ発表” に全面依存した報道しかできなくなっていることなどが、知れ亘っているわけです。
◆ 日本の大手新聞の記者が 外国人記者クラブ(東京の有楽町) で、日本人のゲストに “代表質問” をする姿も、情けなくて 見ていられません。 「取材能力がないのか?」という印象を 世界に与えています。 また、15日、毎日新聞の岸井成格さん(享年73歳) が亡くなりました。 「ジャーナリストは志を持て。毅然と権力に立ち向かう、理不尽なこととは闘うという精神を維持せよ」 という硬骨感が また一人…… 寂しいです。

第65回グローバル化社会の教育研究会(EGS) は7月
  7月23日(月)、開催されることになりました。 話題提供は、玉川大学大学院教育学研究科の星野あゆみ先生です。 星野先生は、国際バカロレア機構(IBO) のアジア太平洋地域 開発マネージャーもされています。 IB、とりわけ 「日本語DP」 の導入を検討していながら、踏み切れないでいる学校が多いのは、担当教員の確保と養成・訓練の難しさ、そして 設備拡充も含めた経費が一体どれくらい掛かるのか が予測しにくい点などがあるからです。 そうした心理的な障壁を どう克服していくべきかは、是非とも取り上げたいテーマです。 月曜日の開催である点に ご注意願います。
◆ 星野あゆみ先生は “時の人”ですので、超多忙な日々を送っておられます。 EGS研究会も、日程調整に 1年以上もかかってしまいましたが、やっといらしていただけます。 夏休みの研修の一つに 是非どうぞ。

5月の諸行事――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あだち子ども未来応援円卓会議--- 5月13日(日)、於:東京未来大学こどもみらい園 (東京都足立区)。 テーマ 『家庭・家族』 [ファシリテーター] 冠地 情 (イイトコサガシ代表)、[基調講演] 町田 彰秀 (A-Step代表)。 ※ あだち子ども支援ネットは 子ども達や若者の発達支援、地域の課題を解決するための様々なアイデアを掘り起こす活動を行っています。
Japan IT Week 春 セミナー 第1回AI・業務自動化展--- 5月 9日(水)〜11日(金)、於:東京ビッグサイト (東京都江東区)。 ※ 今後の職場がどういう形になっていくのか、いわゆる“働き方改革”の将来を眺めます。
One Earth Guardians育成プログラム キックオフ公開シンポジウム--- 5月 18日(金)、於:東京大学 伊藤謝恩ホール (東京都文京区)。 [特別講演/パネリスト] 中嶋 一郎 (住友林業(株))、赤名 正臣 (エーザイ(株))、古谷 研 (創価大学 教授)。 [産官学鼎談]『SDGs時代における高等教育の可能性』。 ※ 100年後、人類があらゆる生物と共存していける世界を創るための人材「地球医 (One Earth Guardians)」を育成する教育プログラム。
教育ITソリューションEXPOセミナー--- 5月16日(水)〜18日(金)、於:東京ビッグサイト。[基調講演] 「教育ICTの最前線」=梅村 研 (文科省 情報教育課長)ほか。 [特別講演] 「アクティブラーニング実践」=和田 孫博 (灘中・高校 校長)、「新学習指導要領とICT整備」=堀田 龍也 (東北大学大学院 教授)、ほか。 ※ 専門セミナー「2020年に向けたICT活用」は、広尾学園・同志社・聖徳学園の授業実践が体験できます。
ASIA-NET セミナー「中国ビジネス3部作 電子書籍版/出版報告会」--- 5月17日(木)、於:南部労政会館 (東京都品川区)。内容:「中国人とうまくつきあう実践テクニック」「知っておくと必ずビジネスに役立つ中国人の面子」「すぐに中国人との実践交渉術」で伝えたいポイント、コミュニケーションスタイルの違い。※ 著者の吉村章さんから直接、解説してもらえます。
これからのNPO・市民活動を一緒に考えよう--- 5月19日(土)、於:府中市市民活動センター。 テーマ 「はじめたい人・悩んでいる人・次につなぎたい人」=富永 一夫 (NPO フュージョン長生)。 ※ 団体運営の悩みや困りごとの解決策や これからについて グループワークで一緒に考えます。
ASIA-NETセミナー--- 5月22日(火)、於:ASIA-NET/初台センタービル (東京都渋谷区)。 テーマ 『結果を出す人が必ずやっているNLPトレーニング』=野澤 茂樹 (ヒューマンプロファイル研究所 代表)。 ※ NLPは、今日では コーチングや職員研修に欠かせない技法となっています。 生徒のやる気にも…。
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◆ 6年前 ジャカルタを訪れた時、日本人学校の元職員たちから 「先生のお蔭で、わが子を皆 大学に行かせることができた」 と感謝されました。 就業規則の交渉などで 彼らにも我慢を強いたのですが、「Sekolah kita(われらの学校)」 と彼らが呼べる環境造りが、働き甲斐に繋がったとのこと。 こちらこそ感謝です!

◆ 野球の「鉄人」 衣笠祥雄さんが逝去されました。 入団から十年間、背番号が "28" だったので そう呼んだのですが、"" になって(1975年) からも鉄人振りを発揮して 国民的英雄に…… 赤ヘル黄金時代の看板選手でした。 好記録・好エピソードは数知れず、私たちを 今でも勇気づけてくれます。

◆ 国立天文台が、来年の「平成31 (2019)年暦要項」(二十四節気、月の満ち欠け、国民の祝日などを紹介) を発表しましたが、天皇誕生日がありません。 皇太子の徳仁親王(浩宮) の誕生日は 2月23日で、即位されるのは 5月1日ですから。

◆ 海外子女教育振興財団の 「帰国生のための学校説明会・相談会」 の海外開催の日程が 公表されています。 開催場所などは同財団のサイトをご覧ください。 北米(5/5-12)、欧州(5/17-21)、アジア(5/26-31、6/18-23)。

◆ 『月刊 海外子女教育』5月号特集は、「教育改革と海外・帰国生」と「"やる気" を科学する」---“主体的・対話的で深い学び” の実際が、易しく説明されています。 会員校は 白百合女子大学--- しなやかで清々しい雰囲気が魅力的--- 取材しながら 至福の時を満喫できました。

◆ 5月16日から イスラム教徒は断食月(Ramdan) に入ります。 日の出から日没まで飲食を避け、心身の浄化を祈る年中行事です。 この時期にイランを刺激するのは、どうかと思います。 世界の平和と安定を切に祈ります。

◆ 20日(日)、有楽町で 東京私立中学合同相談会があり、いよいよ次年度の募集活動が本格化しました。 会場にいると、堀越克明先生や吉田盛次先生、山本慧彊先生、村田照子先生…… といった先生方のお姿を思わず探してしまいますが、昔を振り返ってばかりではいけませんね。
  「広尾学園(港区) が 村田学園(文京区) に続いて 成女学園(新宿区) を買収?」 という噂が流れています。 正しくは、「創志学園(神戸市) のグループ傘下に」 でしょうけど、校名が残るだけでも……と思います。

◆ それにしても、米・野菜は異常に高いですね。 NHKが 「先月比で〇%下がった」 と喧伝しますが、2年前から異常高値だったことには触れません。 “官邸に忖度” のニュースなのですね。
  知人から送ってもらった “貴重な筍” を、ゆっくり噛みしめながら 幸せを享受しています。 しかし、筍の香りには 「五月病」で悩む親子のことも想起させられます。 いよいよシーズン到来。 どなたも心身の健康にご配慮ください。

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2018年 4月以前のニュースは こちら

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