区初の公開事業評価 29日豊島清掃事務所 一般参加者求む
評価に区民の意見を最大限取り入れる仕組みを作り、豊島区初の公開評価開催――。豊島区では29日日曜日の午前9時30分から午後5時、区が行っている事業を有効性、効率性などさまざまな観点から評価する「公開事業評価」を一般公開によって行うとして参加者を募っている。会場は豊島清掃事務所2階講堂(池袋本町1-7-3)。参加自由。
民主党が行って話題となった事業仕分けの形式だが、豊島区は、今後の事業の方向性を考えるうえで、真に有益な議論の場とするための方法を検討した結果、サービスの受益者、税負担者である区民が評価対象事業を直接選ぶという方法が最適と判断して、今回は評価対象事業選定のためのアンケートを1000人の区民に発送。アンケートにあたっては、特定の区民の意見のみが反映されないよう、また、声なき区民の意見も反映できるよう、無作為抽出の方法を採用。結果、今年度のテーマは、区民に親しみのある「公共施設の運営」となった。
全32施設の中から、アンケートの結果をもとに、学識経験者の評価委員等で構成する「政策評価委員会」が保育園や図書館など10の評価対象施設を選定した。
また、当日は評価委員と職員の討論を聴き、評価を下す「区民評価人」の仕組みも。これも無作為抽出の方法で、区民に依頼のうえ、選定した。
»» BACK
|