粕谷氏の業績忍ぶ 中央図書館移設10周年記念講演会
豊島区立中央図書館移設10周年を記念して、特別講演会「後輩編集者が語る、粕谷一希さん」が10月21日、東池袋のあうるすぽっと会議室(中央図書館と同じ建物)で開催され、高野区長はじめ百数十人が集い故人の業績をしのんだ。
故粕谷一希氏は「中央公論」「歴史と人物」元編集長、「東京人」の創刊、また数々の評論を残した日本を代表する文化人。豊島区図書館行政顧問、のちに豊島区参与として豊島区に尽くした。没後三周年、その文字活字愛と編集・評論活動は今も多くの人に心に残っている。高野区長は現在の豊島中央図書館の基本を築いた恩人、また文化の何たるかを説き、時に厳しく、豊島区の文化行政を導いてくださった方でした、とあらためて追悼した。席上、粕谷夫人に花束の贈呈も。
水谷千尋・豊島区図書館研究員が「豊島人・粕谷さんの業績」として粕谷氏と池袋モンパルナスの関りや周りへの影響など紹介、そのあと河野通和・中央公論元編集長が特別講演、文字通り後輩編集者として粕谷氏の人物、業績を紹介した。
»» BACK
|