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2006年10月

第2697号 2006年10月25日号  
議員定数削減を陳情
         町連の全役員が署名、捺印
 
豊島区町会連合会としては、豊島区議会議員の定数について、来年の一斉地方選挙にあわせて削減することを要望するーー。議員定数については様々な意見のあるなか、24日午前、豊島区町会連合会の中村丈一会長はじめ役員(副会長)が豊島区役所で、里中郁男区議会議長に区議会議員の定数削減の陳情を行った。陳情書は町連の会長、副会長、理事など役員全員の署名、捺印入り。福原保子副議長が同席した。「区民の声として真摯に受け止め、11月24日からの第4定例会で議論する場をもうけます。他から言われるのではなく、議員独自で解決するのが望ましいが」と里中議長。
 陳情の趣旨は以下のとおり。
 公職選挙法では、地方公共団体の議員の定数は、地方自治法の定めるところとなっている。
 地方自治法によれば、定数は条例で定めることになっており、豊島区の場合は平成12年度国勢調査の人口が249,0017人である。定数の区分によれば、人口20万以上30万未満に該当し、38人を超えない範囲で定めなければならない。
 現在、豊島区議会の議員の定数は、条例で上限の38人となっている。23区の現状をみると、地方自治法の上限数を定数と定めている区は豊島区をはじめ7区である。また、条例で上限数を下回って定数を定めている区は千代田区など16九となっている。実に70%の区が上限を削減した定数としている。削減数の一番多い区は江戸川区の10人である。
 なお、江戸川区は、上限数が56人のところ条例で定数を46人としているが、平成18年3月29日の条例改正で、さらに定数を削減し44人とした。この定数は、次の一般選挙から施行される。
 また、近隣の板橋区でも、上限数が56人のところ条例で50人としているが、平成18年3月13日の条例改正で、さらに定数を削減し46人とした。この定数も、次の一般選挙から施行される。
 このように、議会の議員の定数は、削減傾向にあるといっても過言ではない状況になってきている。
 定数の削減は、住民の声が行政に届かなくなり、結果として自治体を住民から遠ざけるものであるといわれるが、豊島区が財政の健全化に向けて構造改革に努め、厳しい財政状況を克服し、将来につながる安定的な行財政運営の確立に取り組んでいる姿を勘案すれば、豊島区議会も議員の定数の削減を持って積極的に応えてこそ、区民の理解が得られるのではないか。
第2696号 2006年10月18日号  
犯罪のない元気な街
 
池袋警察 池袋2〜4丁目地区団結
 
10月15日、池袋警察署講堂で「犯罪のない元気な街づくり運動」団結式が行なわれ、田中署長から池袋2〜4丁目にまたがる11町会、2商店会、6コンビニエンスストア各社、8新聞販売所の各団体に運動推進協力者の委嘱状が手渡された。
 池袋警察署管内でもこの地域は犯罪発生件数が多く、特にひったくりは管内発生件数の約2分の1を占めている。犯罪抑止も警察の力だけではもはや限界。地域にも団結・協力してもらおうと警察署が呼びかけた。新聞販売所では防犯チョッキをつけて新聞配達を行ない、コンビニエンスストアでは店内に掲示板を設け警察署からの情報を掲示し、町会や商店会ではパトロールを行ない、各会員に空いている時間に家や店舗の周囲を見回すよう促す。
 田中署長は「警察も赤灯をつけたパトカーで巡回したりしているが、ひったくりや振り込め詐欺が後を断たない。これらを抑止するには警察だけでは難しい。多くの目でまちを見ていこう」と挨拶。服部池袋防犯協会長は「今まで以上に声をかけあって防犯意識を高めていきましょう」と呼びかけた。
 池袋4丁目西町会の西本佐支男町会長は「こうして地域の人たちが『ごくろうさん』『よろしく』と声を掛け合うことが大事なんじゃないかな。防犯の基本は地域の連携ですから」と話し、夜間パトロールも検討してみると話していた。また毎日新聞西池袋販売所の配達員は「このチョッキを着ていると、地域の人から『その服、目立つね』等と声をかけられます。私達もいざという時に備え、いつも携帯を持って歩こうと思います」と表情を引き締めた。
委嘱されたのは次の通り(敬称略、順不同)。
 池袋4丁目西町会、池袋4丁目町会、池袋3丁目親交町会、池袋御嶽町会、池袋三業町会、池袋仲町会、池袋3丁目北町会、池袋2丁目原町会、池袋2丁目親睦会、池袋2丁目恵比寿町会、池袋2丁目南町会、池袋ウイングタウン商店会、池袋乱歩通り商店街振興組合、ミニストップ梶Aファミリーマート梶A潟Zブンイレブンジャパン、潟TークルKサンクス、潟香[ソン、鰍≠香^pmジャパン、毎日新聞北池袋販売所、同西池袋販売所、同上池袋販売所、同巣鴨販売所、朝日新聞東池袋販売所、同西池袋販売所、読売新聞上池袋販売所、同目白西販売所。
第2695号 2006年10月11日号  
御会式 16・17・18日 鬼子母神  雑司が谷
         豊島区を代表する伝統行事
 16・17・18日は雑司ヶ谷鬼子母神のお会式大祭。軽快な太鼓のリズムにのって万灯の花飾りがゆれる。練供養に参加する人も見物人も、その場にいるその場にいる人はみな陶酔感にひたってしまう独特な雰囲気に満ちたお祭りである。
 もともとは10月13日が日蓮聖人の忌日で、この連夜(忌日の前夜)に万灯を担ぎ太鼓を打ち鳴らして行列をつくって歩く練供養が行われて(12日池上本門寺、13日杉並堀内妙法寺など)、雑司ヶ谷では13日に法明寺でお会式の法会が営まれ、行列は鬼子母神の縁日(18日)にちなんで16、17、18日の3日間と定められている。
 大祭期間中、講社による万灯練行列が繰り広げられる。16日は地元万灯がそれぞれの町内を練り歩き、鬼子母神堂に参拝する。各講社が集合した練り歩きは,17、18の両日に行われる。
 17日は、御会式連合会主催による地元講社の練供養で、午後7時30分に護国寺近くの鬼子母神出現所に集合して、不忍通り→目白通り→鬼子母神通りの約2キロコースを練り歩く。
 18日は、遠方からやってきた講社も参加するもっとも賑やかな練供養になる。午後7時に池袋駅東口前に集合した講社は、花火の合図でいっせいにスタート。明治通り→目白通り→鬼子母神通りのコースで練り歩く。約2キロの道のりの間に沿道から練供養に加わる人が増えてきて、行列は1キロ以上に及ぶ。
 御会式の練歩きには万灯を掲げ、団扇太鼓をたたく。江戸時代から盛んに行われていたもので、そのころは一晩かけて歩いたりもした。時間がたつと、団扇太鼓の皮がしなり音がよくなるというので「だんだんよく鳴る法華の太鼓」ともいわれた。
 万灯に花がつけられているのは、日蓮上人の臨終の折に、時ならぬ桜の花が満開になったという言い伝えによるもの。御会式のあと、この花をもらうと子どもが病気にかからないと信じられていた。
第2694号 2006年10月4日号  
豊島区功労者66氏
       区の振興・発展に貢献
  10月1日、豊島区民センター・文化ホールで、「平成18年豊島区功労者表彰式」が行なわれた。
 長年にわたり区の振興発展・区民福祉の向上に貢献し、その功績が顕著な人を区功労者として表彰するもので、毎年「区制施行記念日」である10月1日に表彰式が行なわれている。区議会議員・知識経験者及び区関係職員等15人の委員からなる豊島区表彰審査会の審査を経て、今年は66人が選ばれた。発足した昭和44年からの被表彰者数(累計)は2846人にのぼる。
 受賞者は次の通り(敬称略、役職は在職時のもの)
【自治功労】
 町会長▼〈柳下会会長〉神永廣已、〈東目白千登世町会会長〉佐藤次子、〈池袋本町宮元町会会長〉鈴木克尚、〈千早四丁目町会会長〉田嶋淳伍、〈庚申塚町会会長〉土屋正夫
 区政連絡会委員▼〈第四地区区政連絡会委員〉伊藤博
附属機関の委員▼〈行政情報公開・個人情報保
護審査会委員〉紙谷雅子、〈公害健康被害認定審査会委員〉橋本光司

社会福祉事業功労】
 社会福祉関係団体の長▼〈高齢者クラブ椎の実会会長〉井澤武雄、〈高齢者クラブ池袋東口中央ことぶき会会長〉磯録郎、〈高齢者クラブ池袋仲むつみ会会長〉上野繁男、〈高齢者クラブ幸齢会会長〉大野武彦、〈高齢者クラブ南長崎二丁目喜楽会会長〉小川喜作、〈高齢者クラブ折戸千春会会長〉尾見誠一、〈高齢者クラブ池袋本町一丁目福寿会会長〉越敬一、〈高齢者クラブ北大塚和楽会会長〉鈴木清子、〈高齢者クラブもみじ会会長〉竹森清一、〈高齢者クラブ池八クラブ会長〉立川芳徳、〈高齢者クラブ寿楽会会長〉望月榮一、〈高齢者クラブ折戸千歳会会長〉矢嶋武夫、〈高齢者クラブ健康百寿会会長〉矢野豊、〈高齢者クラブ松竹クラブ会長〉米山篤人
 社会福祉施設に勤務する職員▼〈椎名町ひまわり保育園看護師〉小澤恭子
民生委員▼〈民生委員・児童委員〉佐藤あつ子、関口三枝子、豊島佳代子、渡邉孝雄
 保護司▼〈保護司〉山嵜和弘、平山知子

【教育功労】
 区立小中学校PTA会長▼〈巣鴨北中学校PTA会長〉森田達也、〈区立中学校PTA連合会会長〉山田正俊
 幼稚園設置者▼〈和田実学園理事長〉和田淑
 幼稚園に勤務する教職員▼〈東京音楽大学付属幼稚園教諭〉石川昌子、〈学習院幼稚園教諭〉轟浩美
 各種相談員等▼〈教育センター指導員〉長谷川悦子
 関係各種団体の長▼〈豊島区野球連盟会長〉田村良雄、〈豊島区サッカー協会会長〉村上堯昭、〈豊島区吹奏楽団団長〉多湖朋、〈豊島区邦楽連盟理事長〉藤田喜三太郎、
 区の行う教育活動に貢献しその成績が顕著な者▼〈ひかり文庫点訳研究会点訳奉仕者〉板場郁子、鈴木茂子、〈ひかり文庫朗読会音訳奉仕者〉中川美智子、穂刈蘭子、〈郷土資料館運営委員会委員〉小池陸子

【産業振興功労】
 産業振興関係団体の長▼〈目白通り二又商店会会長〉大野清、〈千川駅前商店会会長〉中島駿、〈南大塚商店街振興組合理事長〉長谷川健司、〈池袋東口美観商店会会長〉服部洋司
 各種相談員等▼〈商工相談員〉森田實

【公共事業功労】
 公共事業関係団体の長▼〈巣鴨一丁目納税貯蓄組合組合長〉冠城勲、〈豊島土建組合納税貯蓄組合組合長〉小林一夫、〈豊島防火女性の会会長〉伊原志げ子
 消防団員▼〈豊島消防団員〉入澤雅樹、川合共生、小西実、藤井正雄、横山謙治、〈池袋消防団員〉石井宏昌、織田盛男、笠原正臣、古谷野貢、高田穂積

【公益功労】
 徳行者▼〈池袋西地区環境浄化推進委員会会員〉大澤裕臣、加藤千恵、岸本明、新富喜美