昔観た映画の話し

お勧めの子供向けビデオ

 お勧めのビデオを紹介します。といってもアダルトではありません。子供向けのビデオです。レンタルビデオ屋さんから借りて、気に入ったテープを結構コピーして、200本以上ありますので(勿論買ったものだってありますよ)、その中の何本かを紹介します。子供向けと書いてはありますが、十分に大人の鑑賞にも堪えられる作品がありますし、子供だけに見せておくにはもったいないんで、是非観て欲しいです。例によってメジャーなのは載せるつもりはありませんので、「ディズニー」とか「ドラえもん」「日本昔ばなし」などの誰でも知っているものは、敢えて避けてあります。もっともビデオになるくらいだから、みんな有名かも知れません。

アニメ部門

○とんでもねずみ大活躍

「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」「紅の豚」など多くの作品を手がけた、スタジオジプリの宮崎さんの初期の作品だと思っていたのですが、最近見直したら、そんな名前はどこにも無かった(ビデオ屋さんには宮崎作品コーナーにあったんで、そう思っただけかも知れません。ただ日本アニメーションの作品らしいので、関係はあるのかも知れませんし、名前が違って掲載されているのかも…)です。陶器の作り物のねずみ(酔っ払って作ったんで、耳は長く足は大きくと、とんでもないねずみです)が動き出して、冒険をするという話です。主題歌を歌っている紙ふうせん(赤い鳥というグループから分かれた夫婦のデュオ)が懐かしいです。ちなみにラストに流れる曲は「僕は生まれた」というなんとも素敵な彼ららしい歌でした。

龍の子太郎

 第何回だったかの国際アンデルセン賞を受賞した、あの有名な松谷みよ子さんの原作の映画化の作品です。太郎のお母さん役(声)は、吉永小百合さんでした。テーマソングが元気な曲で、つい口づさんでしまいます。♪東の風よ、プイと吹け、南の風よ、プイと吹け〜っ。

○グスコーブドリの伝記

 「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」などの作品も映画化(ビデオ化?)されていますが、宮澤賢治の有名な話のひとつです。銀河鉄道はちょっと子供向きではありませんでしたが、これは小さい子でも理解できるでしょう。火山の研究をしていく主人公のひたむきな行動が、理想郷を作ろうとする賢治の心として、ここにも生きています。ラストはちょっと悲しいですが、いい話です。

○ブンナよ木からおりて来い

 水上勉原作の子供向けの教育物ですが、これは舞台の方が面白いかも知れません。(私は舞台の物をテレビで2回(違う演出)見ましたが面白かったです)命の大切さや生きることの喜びといった、難しいことをカエルの視点で見た話です。榊原郁恵さんが主人公の声をやっていました。そういえば彼女の声優としての作品って、結構あるんですよねぇ。

○とつぜんネコの国

 飼っていた犬がいなくなったと思ったら、夜中にネコがやってきて、ネコの国に連れていかれた(連れていかれるとネコになってしまう)兄妹が、犬を連れ戻す(巨大化していて化け物の様になって、暴れています)という話です。朝日が昇るまでに連れ戻さないと、自分達も化け物になってしまうという、途方もない話ですが、人間がネコになったり、ネコも人間の様に振舞ったりと結構楽しめます。実は私の3000字初参加作品の中の、ネコジャラシにじゃれるシーンの元ネタでもあります。

○ちびねこトムの大冒険

 こっちは完璧にネコの国じゃなくて、動物の世界のお話なんですが、6人(匹?)のネコが、地球のカケラ(地球の意思が壊れてカケラになってしまうんです)を集めて、破滅しそうな地球を救うという、大変な話です。途中で出会うトリの仲間や悪者達も一緒になって、みんなで地球を再生しようと心をひとつにするラストは感動物(というか、大合唱物)です。一緒になって声を出してしまいました。(ガンバレ!ガンバレ!僕らの地球…) なんか「ボクの地球を守って」を思い出すなぁ。あれって完結したんだろうか?

○ニモ

 この作品はアメリカの作品なんですが、日本のスタッフが大勢参加していて、共同制作みたいな作品です。でも途中の歌は英語でした。(日本語版は、出来れば歌も日本語でやって欲しかった。最近のディズニーの映画の吹き替えは日本語ですからねぇ)パジャーマパジャーマなんていう呪文が出てくることからも解るように、子供が見た夢の話という設定で話は進みますが、ベッドが空を飛んだり歩いたり、結構楽しいです。