第14回1000字感想

 やっと感想が終わりました。なんか今回の感想は疲れました。作品の質のせいなのか、私のボーっとした頭のせいなのかは判りませんが、読み違いも充分に考えられます。まぁ、必ず2回は読むことにしているんですが、素人の勝手な話を立派な批評家のそれと比べることは出来ませんから、下手な批評家がお茶受けに「どれ読んでやろうか」とでかい態度で、自分の能力の無さを露呈しているのだと思って頂いても、いいと思います。軽いノリで読んで下さい。又感想の長さは作品の良し悪しとは全然関係ありません。私の気分の問題です。

Entry 1●『雪は白く、空は青い。』池野諭さん
中学3年の担任を思い出しました。高校受験という時期だったので、恋愛なんかは受験が終わってからにしろという意味で言ったのだとは思いますが、「異性を見ない様するのが出来ないなら、徹底的に見て悪いところを探しなさい」なんちゅう先生じゃ!と思いましたが確かによく観れば、良いところも悪いところも判ってはきます。だからといって、恋愛感情を押さえられる訳ではないんですが、そんな先生とは反対の意見の話でした。見れば見るほど人を好きになるっていうのは、ちょっと照れくさいんですが、そういう時って何をみても美しくみえるんでしょう。幸せの絶頂ですからね。大地を蹴ったら走っちゃうとは思いますが、まぁいいか。スキップでもしたい気持ちの表れなんでしょう。文字数が1/4も余ってますから、もう少し書いて欲しいです。

Entry 2●『瀕死のカラス』田中接さん
アルファベットで人の名前を表すのを最近見なかったんで、ちょっと驚きました。報道関係じゃないんだから、架空の名前でもいいじゃないかってね。ラスト近辺での「電柱の陰を離れた」という個所で、話の前後関係が不確定になってしまったのは、きっと「離れたのだ」という様な意味の間違いだからでしょう。タイトルからすると、死んでいなかったカラスへの対処をどうすべきだったのかを考えている話なのかとも思いましたが、B君のブラックユーモアだというオチだと思うんですが、今までの流れの中からは、私には笑えませんでした。

Entry 3●『花見』猪子雲さん
花見の季節に、桜木の側で朝からビールを飲んでほろ酔い気分というのは、いいもんですねぇ。誰も近くにいないというのは、団地近くの公園で、近くに川が流れていて桜の花があるのに、ちょっと変な環境だとは思いますが、始めの景色の表現が綺麗な風景を読者に思い浮かべさせてくれました。(私の家から自転車で10分ほどのところにも、川の側に桜がある公園がありますが、時期になると朝から人だらけですからねぇ)桜の花の華やかで、幻想的な雰囲気が、幼なじみの彼女の夢を見させてくれたんですね。表現が素敵でした。

Entry 4●『夏休みの憂鬱』ニコさん
小学校の夏休みの宿題って、中々やらなかったなぁ。夏休みの思い出を日記にして欲しいという先生の思いは判るけど、やっぱり文字に表せない、いろんな思い出があるんだよねぇ。楽しかった夏休みが終わってしまうという残念な気持ちが、彼の心を憂鬱にしているのが、はっきり伝わってきました。ラストでコオロギを、まだ夏は終わっていないんだからと、外に投げることで一層主人公の夏休みに対する愛着が感じられます。

Entry 5●『桜、浪爛と。』ABSOLUTE"AZ"ZEROさん
おぉ、前回に引き続いて1行1文ですかと思って読み始めました。このままずーっと、この形でいくんでしょうか? それはそれでいいとは思いますが、自分で文章に縛りを入れるのは大変でしょう。主人公がラストで、既に彼女を殺していたとは思いませんでした。こういう展開は面白いです。ところで、名前なんですが、「始めから終わりまで何もない」という事なんですかねぇ。なんか意味深ではあります。

Entry 6●『遅れ咲き』aoye[あおいえ]さん
追いかけてきた友人達は、ただ単にボールを追いかけていたんですかねぇ。主人公が友人を誕生日だから呼んだわけではないと言っている様に、友人達もただ呼ばれたから遊びにきただけだったんですね。ちょっと寂しい関係ではありますが、そんな主人公を慰める様に、遅咲きの桜(ソメイヨシノじゃなさそうですね)が咲いているんですね。友人とはいっても、主人公が心を開いていない様な関係なのが、気になります。一緒にボール遊びでもしなくっちゃね。友達できないぞ。

Entry 7●『いっつ そう くーる』あーとまんさん
カッコよかった隆君は、今どうしてるかは知らないけど、結構変わるんだよねぇ。子供の頃の自分の意見を素直に言える隆君を羨んでいるという事は、主人公は今でもそうじゃないという事なんだろうか?髪の毛も薄くなって、いびきをかく奥さんが隣で寝ていても、今は幸せなんだと感じたけれど、今の自分は本当の自分じゃなくて、違う事だって出来るけど、もう既に諦めているという事だろうか?ちょっとそれは寂しい。

Entry 8●『海に願いを』有香さん
ラストの息子が判らない。海の視点から書かれた話かとも思っていたが、そうではないのだろうか?母なる海だから、生物は自分の子供という事なんだろうか? どうどうどうという風の又三郎を思わせる様な、冬の海の表現は効果的だとは思った。

Entry 9●『破壊する男』TAKAさん
短い脚本なんだろうか?そういう感じの作品。まだ随分文字数があるんだから、ト書きで説明するんじゃなくて、登場人物の表情等の説明を増やしてもいいと思う。オチが予想通りだから余計そう感じるのかも知れない。

Entry 10●『幸せを作る壷』ドングリさん
小銭では小銭分の幸せしかくれないって事ですかねぇ。私なら壷を持って帰る様な気もしますが、そこはきっと性格の違いでしょう。でも物語の不思議さを、曖昧なものにする為には、この方が良かったのでしょうか。小銭が消えた不思議さは、ただ単にどこかの人が壷の中のお金を見つけて、幸せ(お金)を持っていったのかも知れませんからね。面白かったです。でも、ちょっと気になったのは、「23時の時」だとか、「そこには小銭が消えていた」などの言葉です。

Entry 11●『殿様』小倉人さん
ラストの「殿様ー好きだー」などという言葉を武士が発するなどという事はあり得ないと思う(女々しい感じがする)が、話としての構成上は良しなのだろうか。清市の殿様を慕う気持ちの必然性とでもいうものが書かれていないでの言葉だから、余計にそう感じてしまった。柳生一刀流という架空?(柳生には一刀流はないはず)の流派はまぁいいとして、今川との戦や、お取りづぶしになる家など、ちょっと時代が掴めなかった。時代物ではこの辺は重要になるので、不安なことがない様に、充分な調査が欲しい。

Entry 12●『柱』仏さん
考えただけで落下するというのは、すごい超能力ですねぇ。クリーンな燃料になりますねぇ。落下するだけの能力ではなくて、不安感を取り除く能力なのかも知れませんが、主人公の冷めた性格が話を面白くしています。タイトルの「柱」は支えているという事から来たのでしょうが、ラストで友人がどこから落ちたのかは判りませんでした。

Entry 13●『雨と恋と雨と』三谷昇子さん
彼女とのナレソメでもなく、彼女と出会った理由を書くというのは、面白いです。でもラストの5・6行で、突然彼女が出来ているというのは、唐突過ぎるのではないでしょうか。今までの流れからすると、ただ単に「雨」が降っているだけですからねぇ。雨が止んだら彼の怪我も治っていて、看護婦の彼女とも別れてしまうんでしょうか? 雨の所為(精?)かも知れない彼女との恋がどうなるかは、読者にお任せという事なんでしょうか?

Entry 14●『砂が降る』厚篠孝介さん
ひぇーっ。雨の次は砂かぁ。なんか今回は桜の話が続いたり、雨が降ったり砂が降ったり、変な回だ。砂が降り続けるという話は面白いが、救いがないのが寂しい。勿論救いなんか必要ないのかも知れないけど、私には救いがあった方が好みではあります。海の水がどうなるかは書かれていないけど、どちらにしろ人類や地上の動物は絶滅してしまうのでしょう。こういう終末も興味深いものではあります。私の好きな式貴士の作品にも同じ様なのがありましたが、彼の作品は砂では無くO型の血液が降ってきました。水分が全て血液に代わってしまいます。O型の血液成分を持っている人だけは、血液を飲んで生き残るという、ちょっとグロテスクな話でしたが、あれはまだ人類が生き残っておりました。文明は勿論なくなってしまいますがね。

Entry 15●『Rubber Duck』ヒディさん
高崎で止まるという事は、東京・上野・大宮の3駅から乗ったんだろうが、彼女が、上越新幹線じゃなくて長野新幹線に乗ったのは、ただの時間の関係なんだろうか?2匹のアヒルの意味するところが判らない。まさか爆弾を仕掛けるよという意味のメッセージじゃないよね。うーん。後ろ姿をチラっと見ただけだから、男性か女性かもはっきりしないけど、置くところ(手)を見たんだから、確かに女性なんだろう。ただただアヒルのおもちゃが置かれただけの話じゃ、私には理解不明です。

Entry 16●『鮫』ぱんちさん
なんじゃこりゃ。笑わしてもらいましたけど、なんだか意味が判らない。「爆発まであと一分…」なんでしょ。一時間後に厨房(台所じゃない)で活造りをして、「危険な状態」なのは鮫なのか別の何かなのか?うーん。こういう作品は考えてはいけないんですよね。ただ単におかしいと笑っておしまいにしましょう。

Entry 17●『春風邪』うめぼしさん
最近風邪をひかない私は、春には花粉症で困っています。沈丁花の花の香りがする頃になると、「お母さんのバカ」という歌を思い出し(30年以上前の全日本合唱コンクール課題曲)やっと暖かくなってきた春に、感謝する頃ですが、イヤな思いでのある春を嫌いになるんじゃなくて、そのまま受け入れている登場人物達の強さには、作者の優しい性格が出ているんでしょう。はるちゃん(勝手に名前を付けるなよ<<笑>>)とお母さんの心地よい会話が嬉しい作品でした。

Entry 18●『変身』杉原久郎さん
時間が速度を増して収束してしまうというのは、昔読んだ筒井康隆の作品に似てるなと思って読んでいったら、エバンゲリオンの終わりにも似ている、新しい世界(元の世界)を創造するんですか。そして彼は私になっているという変身なんですね。こういうふうなSFはよくありますが、SFでは変身とは言わず、やっぱり創造になってしまいます。まったく新しい世界と考えます。でも元の時間軸に戻ってしまうのなら、それはその時間軸の人にとっては(本人も含めて)変身になってしまいますねぇ。そう考えれば、こういう変身というのは画期的なものかも知れません。面白いです。

Entry 19●『ドレクセル』カサドラ・カノさん
主人公達の目的は、川下りだったんでしょうか。それとも死体を引き上げる事だったんでしょうか。ラストで見送られていったのだったという文章からは、死体は運が良ければ引き上げるという風にしか、私には理解出来ませんでした。もっとも急流だから直ぐに戻れるわけではないという事かも知れませんが、始めに「その情報」とあるんで、そのが何を指しているのかが不明のためかも知れません。始めに急な流れというのと、ボートが急流を下りとあるだけで、川の情景があまり書かれていないのが原因かも知れません。岩が多くて水飛沫が当たり一面に上がっているのか、滝の様に水が岩肌を流れているのか、そういう事も大事なんじゃないかと思いました。

Entry 20●『魔法のぼうし』越冬こあらさん
冬に湯たんぽ、夏に団扇作りじゃ、売れる季節に間に合いませんが、オフ会の後から、こあらさんの作風が少し変わった様な気がします。ちょっとした生活の中の不思議な世界が楽しみでした。今までのこあらさんの作品から少しづつ変化しているようです。きっと成長の過程なんでしょう。ということで今回ですが、今回も何かを作る話でした。(前回は企画だけでしたが…)みんなに幸せになって欲しいと願い作ったぼうしも、各々が自分勝手に思い通りの魔法を使って、願いを叶えていっても、結局はエスカレートして幸せは手に入らない。願いは魔法なんかじゃなくて、自分で叶えるものなんだという、寓話なんでしょうか。工場長は魔法を剥奪されても、半年後にはやっぱり新製品を作リ始めるという、七転び八起きのがんばるんだという童話なんでしょうか。どっちつかずの様にも感じましたが、どちらもいいたかったのかも知れない。

Entry 21●『吸血鬼』Yamacさん
やったぜ、吸血鬼物だ。しかも正統派じゃないですか。うーんいいです。好きです。乗って書いてる感じがしました。鋭い犬歯よりは、長い犬歯の方がいい気がしますし、狼男まで出て来てサービスし過ぎの様な気もしますが、吸血鬼と狼男でどちらが強いかといったら、満月の夜の狼男でしょう。(どっちでもいいか)

Entry 22●『おかまのシゲルちゃん』鳳めぐみさん
女子高生の淡い恋心が妙に嬉しいです。シゲルちゃんはひょっとしたら武道が強いかも知れません。おかまみたいに歩くのは、金的を守るための足運びですからね。赤面症かも知れない、ちょっと可愛い感じのシゲルちゃんが生き生きしていて、主人公の思いが伝わってきます。

Entry 23●『暗証番号』自作
設定に無理がありますよ。1000字で推理物しかも謎解きというのは、やっぱり難しいといい訳してしまいます。大体キャッシュカード自体、最近使った事が無いですからねぇ。ただのナゾナゾだと思って読んでいただければ、幸いです。

Entry 24●『堕天使と雪』Default[でふぉると]さん
何が始まるのかワクワクして読み始めました。ちょっと菊地秀行っぽい所はあるけど(確か彼の作品にも、自分が傷を負うとその分上手く事が運ぶなんてのがありました)読ませてくれました。面白い。女性が、主人公が無反応だからとそのまま立ち去ってしまうのは、現代的だとは思いますが、何か係わって欲しい気もしました。

Entry 25●『知的好奇心の代償だよとアンドレイ・チカチロは笑った。』心さん
性器の変わりにナイフを刺します。ってヤツですね。ロシアの有名な猟奇殺人鬼アンドレイ・チカチロですか。しかし現代の女性でこんな求人広告に出向く人がいるんでしょうか。といっても金になれば、行くのかなぁ。ぜーったいアブナイ話って気がつきそうなもんだけど、宗教と同じですなぁ。確かに好奇心は怖いです。

Entry 26●『はじめに想いありき』逢澤透明さん
始めの方の、ミームとかいうのは何か意味を考えてあって、言葉(せりふ)になっているんでしょうか。こうだってばぁ、こうよって言ってる様な気はしますが、良く判りません(これは判らなくてもいいのかな?)言葉は大切だとはいいますが、確かに想いは大切ですね。恋愛中の男女には、特に言葉は不要なんでしょう。

Entry 27●『おもいでいっぱい。』3104さん
小さい頃のおもいで(想い出?)が懐かしいという気持ちで溢れています。花火が自分達に気づいてくれるだろうなどという子供らしい感慨も、心を和ませてくれました。あぁ、あの頃に戻りたい。

Entry 28●『安全基準』羽那沖権八さん
確かに車に乗る人の安全は日々進歩して、確保されつつある様だけど、ぶつけられる人の安全は無視ですねぇ。面白いオチでした。でも自動車保険って安いからいいってもんじゃ無くて、被害者が受ける保証金が高くないと被害者が可哀想らしいですね。保険会社もゴネて尚且つ低い保証金しか出さないところって結構あるらしいです。出来れば、そういう保険は止めたいですね。

Entry 29●『殺人シミュレーター』アースワームさん
ラストのヒロシ自信だったというのは、比喩なんでしょうか。それとも本当なんでしょうか。本当だとすると、まだシミュレーターの中にいるんだろうし、比喩だとすると、危険思想の持ち主は勝手に殺し合えという事で、殺し合いをさせるという事なんでしょう。どちらにしろ、怖いけど、面白い。

Entry 30●『Welcome Home』川辻 晶美さん
始めは動物園かと思いましたが、ジュゴンだというのはすぐ判りました。人魚と間違えるといわれるから、アンデルセンの人魚を想像してしまうけど、確かにジュゴンにしてみれば、迷惑な話だ。ラストで水族館ではなく、植物園だと判って、余計悲しくなりました。田舎の小さな植物園にある本当に小さいであろう水槽に入れられた見世物。もう海へは、仲間の所へは帰れないと諦めて、ただ生きていた。結局は、見世物として人間のエゴのために死んでしまうんだよなぁ。悲し過ぎる。

Entry 31●『1』akohさん
笑わせていただきました。面白いです。中国のアルには爆笑です。2になったらフランス代表はいつもドウ?って聞いてばっかりで、日本はニッと笑ってるんですかねぇ。

Entry 32●『ちんぽくん』一之江さん
フランス映画でありましたねぇ、こういうポルノ。懐かしい。大笑いです。途中で男性が寝ちゃう事ってあるんですよねぇ。カエルみたいになって…。(って自分のことか?)矯正は嬌声でもあるんでしょう。楽しかったです。

Entry 33●『もういない』更羽さん
好きだった先輩にうちあけられなかった思いが、伝わってきました。夢で彼の事を思い出して、決別すべく出かけたんですねぇ。童話を書くのが下手でも、童話を書きたかったという先輩は、心の中にいつまでも思い出として残しておいて欲しいものです。

Entry 34●『ED』鮭二さん
自転車漕いで勃起させるなんて、凄いですけど、相変わらず変態だぁ。しかも女生徒と一対一の課外授業じゃないですか。でも好みとしては、逆の立場の方が好きなんで、今度はその線でお願いしたいです。

Entry 35●『幸福論』DIPSYさん
28.7歳と84.7歳とに何か意味があるのかと思いましたが、判りません。ひょっとしたら平均的な結婚の時期と死亡年齢なんでしょうか? 個人毎に違う価値観ですから、平凡な人生を歩むことが彼の一番の幸せなんでしょう。でも平凡って難しいんですよね。ただ、話を逆転させていますが、その真意がわかりませんでした。時間列に合わせて話があった方が面白いと思うんですが…。(好みの問題かも知れませんけど)それと幸福論とはいいながら、当たり前過ぎる幸福論なんで(勿論これが一番かも知れませんけど)違う形の幸福論を期待してしまいました。

Entry 36●『もっくん未熟者』蛮人Sさん
爆笑ですなぁ。もっくんが啖呵をきったと思ったら、ハエが五月蝿いとは洒落ている。巣に餌がかからないなら、空でも飛んでショバを変えるのかと思っていたんですが、それはラストでしたねぇ。

Entry 37●『角のジミーがいなくなった』Momoさん
憎めない奴がいなくなると、寂しくなりますよね。いい話です。私はこういった話が書けないんですよねぇ。思い浮かばないんです。きっと性格と日頃の行いの所為でしょう。こういう話も書いてみたい分野ではあります。楽しく読ませていただきました。

Entry 38●『パゲ山考』俊さん
何とか間に合い?ましたね。話は軽くなってますが、重いテーマです。げんき学級(障害者のための特別クラス?)とストレスが溜まりに溜まった先生(しかも彼も軽い障害を持っていて、気にしている)とそれを取り巻く健常児達。先生のことをバカにしているのにも、罪の意識は全然なくて、しかもラストまでそんなことには気づいていない。ダウン症の子供は良く同じ質問をしますが、彼らには優しく接してあげないといけないんですよね。でも先生も判ってはいても、あまりの事に切れてしまったんですねぇ。罪の無い子供の問題が大きく浮き彫りになった様な気がしました。