高野流文化政策が受賞 豊島区に文化庁長官表彰
高野之夫区長の熱意と強い信念のもとで推進されてきた文化政策の取り組みが評価され、このほど平成20年度文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)受賞が決まった。
表彰式は1月30日午前11時から国立新美術館(港区六本木7-22-2)で行われる。午後1時からは国立新美術館において、文化芸術創造都市に関するシンポジウムが開催される。
文化庁長官表彰は文化活動に優れた成果を示し、文化の振興に貢献した者(団体)を表彰するもので、平成19年度から文化芸術創造都市部門が創設された。今回この部門の受賞は、豊島区のほか札幌市、篠山市、萩市。ちなみに昨年度は横浜市、金沢市、近江八幡市、沖縄市だった。何れも名だたる都市ばかり、豊島区の受賞は快挙だ。
評価されたは次の通り。
文化創造都市宣言(平成17年)に基づく、文化芸術振興条例を制定し(平成18年)、「文化と品格を誇れる価値あるまち」づくりを進めている。閉校となった学校施設を文化芸術創造の拠点とした「にしすがも創造舎」では、NPO法人の運営により、劇団や文化芸術団体等の作品制作や稽古等の場の提供、子どもたちのワークショップや地域住民との交流事業を実施している。
また、平成19年オープンのあうるすぽっと(舞台芸術交流センター)・新中央図書館において、舞台芸術の創造発信、担い手育成によるにぎわいの創出とまちの活性化を図っている。
屋外空間における音楽やアートパフォーマンス等を楽しめるイベントの開催をはじめ、オープンカフェの設置など、まちそのものを創造空間とする取組みや江戸川乱歩に関する資源の発掘、新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館など豊島区の文化資源の再発見、編集、創造に努めている。
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