大塚、池袋がワースト1・2
東京都放置自転車台数 大塚駅周辺、今はスッキリ
放置自転車台数ワースト1位は大塚、2位は池袋――というまったく不名誉な記録の発表が6月8日に東京都からあった。都の「駅周辺における放置自転車等の実態調査」の集計結果によると、大塚駅が1867台で昨年より244台増え、都内ワースト1位（昨年2位）、池袋駅では434台減少の1156台であったが2位となった（昨年3位）。調査は昨年11月の平日、晴天の日に行われ、豊島区全体では4753台の放置自転車等があったという。
豊島区は平成18年6月に策定した自転車利用と駐輪に関する総合計画に基づき平成27年度までの計画期間中に、区内全体の駐輪場整備目標を約6500台としてすすめている。現在区内には区、民間あわせて14904台整備され、総合計画ができてからこの3年間の純増は2137台となっている。
大塚駅については、今まで放置禁止区域を指定できず撤去ができなかったことにより、昨年より増加したが、今年はすでに北口に5か所、南口に2か所合計1110台分の駐輪場を整備し、この6月からは放置禁止区域を指定、即日撤去活動を実施している。今年秋までには、さらに北口に275台分の駐輪場整備を計画している。
池袋駅周辺については放置自転車の絶対数が年々減少し、ワースト1位であった平成17年度と比べて約800台減少している。総合計画策定後これまでに鉄道事業者や道路管理者の協力を得て4か所の区立有料駐輪場施設を整備したほか、民間駐車場の拡大協力も含め合計757台分の収容を図ってきた。また啓発活動や撤去活動の強化が着実に成果をあげてきている。
今後、平成27年度までに、池袋駅周辺では約700台、大塚駅周辺では約1000台、椎名町と要町駅周辺あわせて約1000台の駐輪場整備が計画されている。
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