川端文科大臣が視察
好評「トキワ荘のヒーローたち」
郷土資料館
川端文部科学大臣と鈴木同副大臣が11月14日午後、池袋西口の郷土資料館で開催中の企画展「トキワ荘のヒーローたち」を視察に訪れた。企画展は、12月6日まで開催中。
急遽の視察に高野区長はじめ区担当者らは「文化芸術創造都市としま」をアピールする絶好の機会と対応に大わらわ。高野区長ら区幹部それにトキワ荘出身のマンガ家水野英子氏、深い関わりのある元編集者丸山昭氏、お揃いのジャンパー姿の長崎地区の長崎地区の同展実行委員会の岩井会長らが出迎えた。
大臣は2時半過ぎ到着。さっそくスタッフの案内で熱心に会場を見学。引き続き高野区長らと懇談に臨み、実行委員会のジャンパーや企画展グッズをプレゼントされて終始笑顔、この間約1時間の視察だった。
同展は、手塚治虫をはじめとする現代マンガの巨匠たちが若き青春時代を過ごしたトキワ荘が地元椎名町(現豊島区南長崎)にあったことから、豊島区主催により開催。内容は寺田ヒロオの部屋の再現展示、石ノ森章太郎の未公開デビュー前原稿初展示、思い出の品々、1986年に書かれたマンガ家たちと編集者による寄せ書きふすま、図録・限定オリジナルグッズの販売など。
トキワ荘は、1982年に解体されてしまっているが、足跡を何か形で残したいという地域住民の長年の要望により、今年4月、跡地に近い区立南長崎花咲公園内に「トキワ荘のヒーローたち」記念碑が設置された。開催中の企画展に合わせ、地元町会や商店街などによる関連イベントも開催されており、地域をあげての盛り上がりを見せている。
視察を終えた川端大臣は「世界に誇る日本のアニメ、漫画文化のルーツがここにあることを知った。この宝物をさらに語り継ぎ、活力ある街づくりのために役立てるように地域で知恵を絞り工夫していただきたい」と、また空き店舗を活用したミニ資料施設なども話題に。
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