「介護」にやすらぎを 介護保険ライブラリー開設
介護家族者や要介護者等の方々がリフレッシュし少しでもやすらぎを持てる生活を行うことを目的に、全国でも類を見ない「介護保険ライブラリー」が豊島区役所別館に開設された。
「介護保険ライブラリー」は、図書館とは異なり介護保険に関わる利用対象者を対象としていることが特徴。
貸し出し方法は、個人情報保護のため、当面は利用者が介護保険課管理グループに電話で申し込み、対象者であることを確認後、利用登録をする。その後利用の申し込みを受け付ける。現在は、貸出窓口は介護保険課だけだが、今後は利用者の利便性への配慮を進め、区内数か所に貸出拠点を増やす予定である。また、事業者を通じて貸出・返却ができるように検討を進めている。介護保険課と同じ区役所別館2階に設けた30平方メートルのライブラリー。蔵書等は「心の安らぎ」や「生活の張り」につながるような書籍、写真集、DVDなどを揃え、3カ年計画で順次蔵書も増やしていく予定で、アンケート等も行ない、利用者ニーズも高めていく。
現在は、民間ではあまり所蔵されない、身体介護や健康などのジャンルを中心に、初めて介護をする家族の知識習得に活用できるように、介護や家族にまつわる視聴覚資料、書籍・雑誌を多く取り揃えている。その他に利用者の年代等を考慮し家族で楽しめるDVDとして「寅さんシリーズ」・「落語」・「名曲アルバム」・「時代劇や名画」、旅に出ることもままならない利用者に楽しんでもらえるよう旅行紀行や写真集も取り揃えている。
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