仕事と生活の調和
ワーク・ライフ・バランス
区が8社に認定書
豊島区は、従業員の仕事と生活が調和(ワーク・ライフ・バランス)し、充実した暮らしができる職場の実現に向けた取り組みを実施している企業を豊島区ワーク・ライフ・バランス推進企業として認定、3月25日にその第1期認定企業としてワーク・ライフ・
バランスの推進に取り組む企業、白十字株式会社、巣鴨信金など8社に認定書を授与した。
第1期認定企業は、白十字株式会社(高田3-23-12)、巣鴨信用金庫(巣鴨2-10-2)、さくらクリニック(東池袋1-25-17 6F)、広研印刷株式会社(高田3-3-16)、大東産業株式会社(南池袋2-26-4)、徳力建設工業株式会社(雑司が谷1-52-15)、小泉電機株式会社(要町3-8-18)、宝印刷株式会社(高田3-28-8)。認定式では、高野之夫豊島区長が各企業の工夫を凝らした取組を紹介した。区長は「これからも、仕事と生活が両立できるような社会を作っていかなくてはならない。企業の皆さんの取り組みをお手本にし、学んでいかなくてはいけない。積極的に範を示していただきお礼を申し上げます」と語った。
企業の主な取り組みでは、タイムマネジメント運動で時間短縮勤務や半ドンを取り入れたことで、生活にメリハリがつき男女ともに家庭生活でプラスの効果が出てきたという巣鴨信用金庫。「ダイバーシティ(多様性)」やワーク・ライフ・バランスについて、社長から管理職まで研修を行ない浸透に努めているという宝印刷など。認定企業は、企業が発行する印刷物等に認定マークを使用することができるとともに、区男女平等推進センターのホームページでも紹介される。
内閣府では、ワークライフバランスを積極的に進める企業を、公契約の入札に際に優遇する方針を示しているが、区総合評価一般競争入札で、平成22年度中に評価項目に導入をしていくとしている。
豊島区ワーク・ライフ・バランス推進企業認定基準は、区内に本社または主たる事業所がある企業で、1.企業の方針として「ワーク・ライフ・バランス」に取り組むことが明らかになっているか、2.育児・介護について仕事との両立に配慮しているか、3.男性女性ともに働きやすい職場づくりに配慮しているか、4.女性の採用・職域について配慮しているか等の視点から判断する。具体的には、以下の3分野全44項目の取り組み項目のうち、2分の1以上の取り組みをしていること。(1)子育て、介護しやすい環境づくり(24項目)。(2)男女ともに働きやすい環境づくり(8項目)。(3)従業員の採用・職域について(12項目)。
なお、平成22年度の認定企業の申請受け付けは、6月頃に実施の予定。
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