西池中仮校舎竣工 区立小中学校改築計画第1号
4月から改築工事が開始された西池袋中学校の「仮校舎竣工式」と「一般見学会」が4日に西池袋中学校仮校舎(旧真和中学校、目白5-24-12)で開催され、豊島区初の地域と協働による学校づくりがスタートした。
会場には、仮校舎の竣工を祝う、来賓、地域の方等約60名と、西池袋中学校の生徒約60名が集まった。式の最後には、同校ブラスバンド部の演奏にあわせ、参加者一同で「としま未来へ」と「同校校歌」を歌い仮校舎の完成を祝った。
高野之夫豊島区長は、「仮校舎と言えども、学習・生活の視点から検討し、様々な環境に対応できる充実した設備を備えた校舎となった。また、リース契約で確保することで経費を削減した。子どもたちがたくさんの思い出を作り、健やかに育っていくことが心からの願い」と話した。飯島光正同校校長は、「この校舎で370名の生徒とともに新しい生活をスタートします。すばらしい環境の中で学習できることを大変嬉しく思う」と話した。
区は、老朽化や社会情勢の変化に対応した教育環境を整備するため、20年7月に、「区立小中学校改築計画」を策定。地域住民の視点を取り入れた学校づくりを進めるため、住民主体の「改築等を考える会」を設置し、考える会の提言内容を設計に反映させ改築を進めている。20年から29年度の前期計画では7校の改築を進めていくとしている。
この改築計画の第1校目が西池袋中学校。「西池袋中の改築等を考える会」が区に改築の基本構想に関する提言書を20年3月に提出し、提言の内容を活かした学校づくりに向け解体工事、建設工事が4月から開始された。開校は、24年4月。
今後も改築計画に基づき、西池袋中と同様に、目白小、池袋第三小、池袋中などで学校改築が進められる。現在の西池袋中の仮校舎は、目白小、池袋第三小の改築期間中に使用される。
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