まちかど美術館開幕
目玉は「甦る江戸川乱歩世界展」
池袋西口
街のどこもが美術館をテーマに「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」が始まった。8月4日までの間、東武百貨店、東京芸術劇場、郷土資料館など池袋駅西口を中心に42会場で、多彩なアートに触れることができる。主催は新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館実行委員会(NPO法人ゼファー池袋まちづくり、立教大学、東武百貨店、豊島区)
回遊美術館は、池袋西口の各商店街を中心に、区民や大学、周辺企業等、産学官の協働で進める池袋を代表するビッグイベント。平成18年から開催され、今回が5回目となる。
昭和初頭から戦後にかけて、池袋西口周辺には、多くの芸術家が移り住み、集い、特に美術関係の作家たちがアトリエ付き借家で、時代風潮に矜持を持ちながら創作活動に励んでいた。そして、このコミュニティは「池袋モンパルナス」と呼ばれるようになった。こうしたモンパルナスの活動や、「芸術文化は人を育て、それによって街が育てられる」といった精神を後世に伝え、芸術文化が真に市民のものになり、街を豊かにしていくことを目的に開催している。
今回の目玉は、池袋のシンボル「江戸川乱歩」。会期中東武百貨店で、「甦る江戸川乱歩の世界展~乱歩先生、おもしろすぎます。」が開催されている。また、立教大学内にある旧乱歩邸の特別公開もある。
その他、「池袋モンパルナスに関係した画家展」「現在池袋とかかわりをもって創作活動している現役作家展」「未来を担う学生や子どもたちの作品展」など、多種多様なアートが街全体に展示されてる。
»» BACK
|