好評デス子ども自習室 地域文化創造館が主催
豊島区内5つの地域文化創造館で8月17日から20日、「夏休み子ども自習室」が開催された。
夏休みも後半となったこの時期、宿題のラストスパートに追われる子どもたちを応援しようと、地域文化創造館では、館内の会議室を自習室として開放している。さらに、期間中1日づつではあるが、各館にアドバイザーが登場し、宿題に頭を悩ます子どもたちの手助けやアドバイスなども。宿題アドバイザーは、地域文化創造館の運営する財団法人としま未来文化財団の地域コミュニティ創造課長である永瀬隆行さんが務めていた。永瀬課長の前職は、区立高松小学校の校長先生。昨年春の退任後、現在の職に就き、宿題アドバイザーとしての登場も今年で二年目。
南大塚地域文化創造館では17日、宿題アドバイザーが見守る中、中学一年生と小学三年生の姉弟が、それぞれ地理と漢字の書き取りに取り組んでいた。永瀬課長が務める宿題アドバイザーが、南大塚地域文化創造館に顔を出すのは、この日だけだが、18日には、同館のみ「中高生向け数学特別お助け人」が登場。これは、教員を退職した地域に住む区民が、昨年の「夏休み子ども自習室」の様子を知り、「中学高校の数学なら」と自らボランティア参加を申し出てくれたことにより実現したもの。
この「夏休み子ども自習室」は、子どもたちにももっと地域文化創造館に親しんでもらいたいと平成20年から実施している。日頃は、地域のおとなたちが中心となった生涯学習や文化芸術、まちづくり活動などに利用されることが多い地域文化創造館だが、この期間中は、宿題に取り組む子どもたちの姿がみられる。
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