大塚の夜 熱く燃える 第38回大塚阿波踊り
豊島区を代表する夏のイベント、第38回大塚阿波踊りが8月26日、JR大塚駅前で華やかに開催された。午後4時半からのオープニングにつづいて、午後5時すぎから巣鴨小学校の児童有志「巣鴨っ子連」を先頭に、豊島岡女子学園の阿波踊り部「桃李連」、地元のちびっ子たちの姿が可愛らしい商店街の連が威勢よく踊りだした。主催は大塚阿波踊り実行委員会(荻村和一郎委員長)。
今年も夜9時過ぎまで地元商店街や企業、豊島区役所、豊島区商店街連合会など13連、1500人の踊り手さんが、切れのいい女踊りに威勢のいい男踊り、心が浮き立つリズムを刻む鉦や太鼓、笛の音に合わせ、踊りとお囃子が観客と一体となって、大塚の夜を熱く彩った。
大塚阿波踊りは、天祖神社の縁日や、料亭の遊客で終日賑わいを見せていた戦前の頃の姿を取り戻そうと、昭和46年に地元の商店街の主催で始められた。地元の商店街が実行委員会の中心となった大塚阿波踊りは、あえて有料桟敷席を設けず、商業ベースに乗らない手づくり感を大事にしている。通りの両サイドの観客席スペースは、これまで人出が多くて歩道が通れないとの声に応えて、今回やや広めに確保したため評判がよかった。
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