10月から説明会、パブリックコメント 豊島区新庁舎整備推進計画
豊島区は、9月15日に開催された豊島副都心開発調査特別委員会で南池袋の旧日出小跡地への「新庁舎整備推進計画(案)」を報告した。
今後、区民等への説明、パブリックコメントを実施したうえで、推進計画を策定し、庁舎位置変更条例案(「豊島区役所の位置に関する条例の一部を改正する条例」)を区議会に提案する。
条例の議決後は、市街地再開発事業の権利変換計画認可を経て、平成23年度には既存建築物解体工事・建築工事竣工へと進む。新庁舎は、平成26年12月末に竣工し、移転準備を行う。
区民への説明は、まず区ホームページ、また9月30日付けの広報としま特集号で概要を提示し、意見を募集するとともに、10月期の区政連絡会で説明(10月1日から14日)、区内12か所で区民説明会(10月19日から31日)、関係団体、出張区民説明会など随時行っていくとしている。パブリックコメントの受付けは11月2日まで。
整備手法・資金計画の基本方針としては、厳しい財政状況のなか、区有財産を最大限に活用し、市街地再開発事業の手法を採用することで、区の一般財源に依存しない資金計画を立てているとし、また再開発事業の計画地にある区立日出小学校跡地は、かたちを変えて価値ある財産として維持し、現庁舎・分庁舎・公会堂敷地も長期の定期借地権で活用するとしている。
新庁舎整備を含む南池袋二丁目A地区市街地再開発事業の設計は、大手設計事務所の(株)日本設計、また、世界各国で建築に携わり、根津美術館、サントリー美術館、新歌舞伎座の設計など、世界的に注目されている建築家の隈研吾氏、そして、大崎シンクパーク、大岡山東急病院など、斬新なアイデアで日本の環境デザインをリードする区内在住のランドスケープアーキテクトの平賀達也氏が担当。「エコヴェール」をまとう樹木のような建築、環境・学習の場となる「エコミューゼ」、室内に潤いを与える「エコヴォイド」など世界に誇れる環境庁舎の実現をめざすとしている。
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