街のどこもが美術館 8月10日まで回遊美術館 西口中心に42会場
街のどこもが美術館をテーマにした池袋の人気イベント「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」が7月28日から8月10日まで、東武百貨店、郷土資料館、ルミネなど池袋駅西口を中心に42会場で催され、多彩なアートに触れることができる。期間中、東武ホープセンター内に特設の総合案内所が設けられる。
回遊美術館は、池袋西口の各商店街を中心に、区民や大学、周辺企業等、産学官の協働で進める池袋を代表するビッグイベント。平成18年から開催され、今回が6回目となる。
昭和初頭から戦後にかけて、池袋西口周辺には、多くの芸術家が移り住み、集い、特に美術関係の作家たちがアトリエ付き借家で、時代風潮に矜持を持ちながら創作活動に励んでいた。そして、このコミュニティは「池袋モンパルナス」と呼ばれるようになった。こうしたモンパルナスの活動や、「芸術文化は人を育て、それによって街が育てられる」といった精神を後世に伝え、芸術文化が真に市民のものになり、街を豊かにしていくことを目的に開催している。
主催は新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館実行委員会(NPO法人ゼファー池袋まちづくり、立教大学、東武百貨店、豊島区)
今回の見所は、「ワタノハスマイル」(7月28日から8月2日、ギャラリーZО)、東日本大震災で被災した宮城県石巻市立渡波(わたるのは)小学校の児童が校庭に流れ着いた瓦礫で作ったオブジェを展示。また「まちかど子ども美術館」(有楽町線池袋駅構内、池袋消防署、勤労福祉会館など)、区立23小学校と私立小学校2校の子どもたちの絵画展。
ほか荒木茂喜の世界、まちなかエンゲキ回遊ツァー、ビッグフラッグきずな、講演会「小熊秀雄と池袋モンパルナス」、旧江戸川乱歩邸特別公開、立教大生による似顔絵画き、大久保作次郎展、菅沼五郎展、秋保正三展など。
»» BACK
|