都電は環境都市シンボル 開業100周年都電サミット
都電荒川線開業100周年を記念する都電サミットが7月24日、豊島区立南大塚ホールで開催された。これまでの軌跡を振り返るとともに今後の沿線のまちづくりを考えようというもので、都電荒川線沿線の4区(荒川区、北区、豊島区、新宿区)と東京都交通局からなる「都電荒川線100周年記念事業実行委員会」の主催。
第一部として、沿線の4区長が一堂に会してのパネルディスカッション、第二部は、沿線で撮影した写真集も出版しているタレントのなぎら健壱さんのトークショー。
出席した各区長は各区の都電荒川線沿線のみどころについて話し合うとともに環境面や都市交通としての「都電」の今後の可能性について提言を行った。サミット開催地となった豊島区の高野之夫区長は「環境都市づくりのシンボルとして都電を位置付けていきたい。沿線や軌道内の緑化を推進したい。また、こうしたサミットは、区長だけでなく、沿線のまちの人たちの交流会のようなものに発展させていってほしい」と。
会場に隣接する南大塚地域文化創造館では、切り絵作家 稲葉祐吉氏の切り絵43作品と模型で都電の懐かしい風景を巡る「都電沿線風景展」も開催されており、集まった来場者を楽しませていた。
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