いつも区民目線で考える 中島義春副議長に聞く
――副議長就任おめでとうございます。まずは抱負を。
「議長の裏方でしっかりと支えるのが副議長の職務と思っておりますので、とくに議会運営がスムースにいくように努めていきます。また今回副議長選に立候補するにあたり、初めてのことですが、各議員に私の思いを文章にしてお渡しして、より信頼される議会を目指そうと訴えさせていただきました」
「区民の皆さまから見ると、身近な議員一人ひとりについては良くご存じで信頼もしていらっしゃるようですが、議会となるとまだまだ理解していないところが多いようです。信頼はまず知っていただくことから。そのためには、やはり今やっている議会改革をさらに推し進めて、より分かりやすい議会、より区民に身近な議会になることが信頼につながると思っています」
――本橋議長については。
「同じ4期という同期でもあり、また議会改革検討会ではずっと本橋議員が会長、私が副会長という立場で、これまで約3年、真剣に取り組んできました。思いは同じですので、息のあったいいコンビだと思います」
――議員活動で信条にしていることは
「区民の声を聞き、区民目線で常に考えるということですね。たとえば区民にとって大きな施策ももちろん大切ですが、それぞれの担当職員、窓口の誠実できめの細かい接遇が実はもっとも重要なもののひとつだと思います。その対応いかんで区長は、役所は、議員は、いったい何やっているんだ、という区民の不満やお叱りにつながります。行政からの文章などももっともっと読みやすくて理解しやすいものとなるよう気遣っていく必要があるように思います」
――具体的には。
「さきにNHKで火曜夜に放映されて話題になったCSW(ソーシャルコミュニティワーカー)制度がいいお手本ですね。豊島区は23区でも進んでいる方なのですが、このこれまでの行政ではなかなか行き届かなかったところを、その人たちが寄り添って相談を受けて総合的に解決を考えていく、という制度です。今まで行政に足りなかったもの、寄り添ってひとつひとつ解決していくことが、これから重要になってくると思います。我われ議員一人ひとりも、このCSWの目線を養い、活動に反映させていかなければならないのではないかと思います。いまここで、みんなで区民サービスとは何かということを、もう一度あらためて考えないといけませんね」
――最後に。
「豊島区にとって本当にこれでいいのか、区民にとって本当にこれでいいのか、ということを常に頭において、豊島区議会議員として精一杯活動してゆきます。皆様のご支援、ご理解よろしくお願い申し上げます」
【プロフィール】中島 義春(なかじま よしはる)、公明党豊島区議団、昭和28年3月3日生。副議長、都市整備委員会委員長、防災対策調査特別委員会委員長、公共施設・公共用地有効活用対策調査特別委員会委員長、決算特別委員会委員長などを歴任、4期。
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