2014年6月

第3037号 2014年6月18日号


「巣鴨地蔵通りは安全」
 木崎理事が救急学会で講演


 巣鴨地蔵通り商店街理事の木崎禎一さんが、5月31日、自治医大で開催された第17回日本臨床救急学会(会長・自治医大・鈴川正之教授)で講演した。昨年9月に同商店街が「応急手当症例商店街第一号」に認定されたことをうけ、特別シンポジウム「一般市民が支える救急医療」(座長・昭和大学付属病院・有賀徹病院長)に演者として招かれた。

 木崎理事は同商店街に平成17年よりAEDを設置し、使用法の講習会を継続してきた経緯を説明するとともに、高岩寺と日本医大の全面協力を得て、商店街に24時間運用のAEDを3台設置し、継続的な講習を実施していることや、メディアで「巣鴨といえばAED」として広く紹介されていること、救命救急講習受講者はのべ243名に達し、198店舗中68店舗(34.4%)が受講を完了していることを述べた。また、救急救命の実例を提示して、傷病者の発生が日常的なことがらであり、商店街がつねに的確な対応を期待されていることを示した。

 同シンポにて、石川県塩屋町ファーストレスポンダー隊、『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会、羽田空港(日本空港ビルディング(株))、JR東日本安全企画部、京王自動車(妊産婦サポートタクシー)、東京マラソン財団(東京マラソン救急実務)ら6団体も日頃の救急活動を報告した。

 一般市民らが救急医学会で講演するのは極めて異例。救急患者の社会復帰率を向上させるために、現場で初動対応をもとめられる市民の活躍が、より重要さをましているなかで、意義深い企画となった。禎一さんは同商店街の木﨑茂雄理事長の息子さん。


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