今夏も戦争を語り継ぐ
9日、区民ひろば高松
戦後69年が経過した今、戦争を体験した人の減少もあり、年々戦争について語り継ぐということが難しくなってきた現代において、区民ひろば高松（高松2-25-9）では「戦争」という悲惨な史実を次世代に継承することを目的に、毎年終戦記念日前後に「戦争を語り継ぐ」という催しが行われる。
6回目を迎える今年は、貴重な戦争体験者の作家でもあり東京大空襲・戦災資料センター館長でもある早乙女勝元氏の講演会。早乙女氏の著書で「東京が燃えた日」などの東京大空襲に関するものはよく知られているところですが、2012年には、古今東西の著名人（石川啄木や茨木のり子、古今亭志ん生、ピカソ、パスカル）365名の平和についての一言を編集した「平和のための名言集」も出版している。
「平和のために何ができるか、誰にでもすぐできる第一歩は学ぶこと、と言われる早乙女氏。資料館から取り寄せた映像を交えた東京大空襲の話、更に各方面の方からの平和に関する名言を含んだ講演は、私たち一人一人が平和について真剣に向き合い考えなければならない今の時代に、時宜を得た催しと自負しています」と主催のNPO法人おおきな木。
また、会員数75名を誇る区民ひろば高松のコーラスサークル「緑の会」(緑川るみ氏 指導)による「一本の鉛筆」「マイピース」のコーラスや、催しの最後に「故郷」を参加者全員で歌う。
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