学力上位の秋田、福井が参加 としま教育フォーラム
学力向上サミット「学力日本一への挑戦!」をテーマに、豊島区立幼稚園、小・中学校の教員、保護者ら約700人が共に学力日本一をめざす授業改善を考える「としま教育フォーラム」が8月20日、豊島公会堂で開催された。
平成25年1月、豊島区は全国学力学習状況調査の成績トップの秋田県、その中でも上位の能代市と教育連携協定を締結した。自治体間で「教育」をテーマにした連携は例がなく、全国でも初であり、今回の「としま教育フォーラム」も協定に基づき開催。今回は、全国学力調査結果が連続上位の成績をあげている福井県も参加し、3自治体で子どもたちの学力向上へ向けた取り組みを共有した。
フォーラムは、第1部の「授業実践」と第2部の「シンポジウム『学力の二極化にどう対応するか』」で構成。
第1部の授業実践では、公会堂舞台を教室に見立てて区立池袋中学校牧野崇主幹教諭が同校2年の生徒13人に理科の示範授業。さらに、能代市、福井県で行われている社会科や算数の授業について、映像やパワーポイントを活用して紹介された。
第2部のシンポジウムでは「学力の二極化にどう対応するか」をテーマに、三田一則豊島区教育委員会教育長、須藤幸紀能代市教育委員会教育長、牧田秀昭福井県教育研究所調査研究部長らをシンポジストとして開催し、「これからの時代に求められる学力、学習指導」について討論した。
三田教育長は、今回のフォーラム開催にあたり「全国学力学習状況調査で好成績を上げている秋田県と福井県の実践や、シンポジウムから多くのことを学び、豊島区の子どもたちの学力向上のために、このフォーラムを生かしてほしい」と話していた。
今回のフォーラムには、能代市から17人、福井県から4人が参加。能代市からの参加者は、21・22日に区立小・中学校、教育センター等の視察した。
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