16連、千人が「ヤットサー」 第42回大塚阿波踊り
豊島区の夏を代表する一大イベントである第42回東京大塚阿波おどりが8月23日、大塚駅南口大通りを会場に盛大に開催された。この日は浅草サンバカーニバルや高円寺阿波踊りを重なり人出が心配されたが、沿道は例年通り区内外から大勢の観衆で大賑わいだった。
オープニングでは体調をくずしている荻村実行委員長にかわり林洋代行が主催者あいさつに立ち、長年にわたり大塚阿波踊り発展に力を尽くしてきた荻村氏、久下芳範氏の今期での勇退など報告された。高野区長、本橋区議会議長、鈴木東商豊島支部会長、足立区商連会長、中村町連会長、斉木観光協会会長らのテープカットで華々しくスタート、8時過ぎまで大塚の街は阿波踊りの熱気に包まれた。
大塚阿波おどりは、昭和46年に地元商店街の主催でスタートして以来、区内外から千人以上の踊り手が参加する熱気あふれる祭りと成長してきている。今年は豊島区内外から16連、約千人の踊り手が参加。「ヤットサー、ヤットヤット!」と声を張り上げながら、踊り手たちは連独自の粋な衣装に身を包み、太鼓や笛、鉦のお囃子に合わせ、次々と大通りを練り歩いた。
踊りは昨年同様、新大塚方面から大塚駅までの流れで、会場全体が途切れなく華やいでいた。また本部テントが会場を見渡せるようにと昨年までとちがい今回から通りの反対側におかれた。
林実行委員長代行は「心配していた天候も人出も予想以上の上出来で、まずは大盛況に終了できてホっとしております。これまで大塚の街づくりや阿波踊り開催をリードしてきていただいた荻村、久下両氏のこれまでの尽力に心から敬意と感謝申し上げたい。地域のイベントは主催、観客はもとより、地域の皆さま方の理解と協力がととのってこそ成功するものと思っております。行政の方々はじめ開催にかかわったすべての皆さまに感謝いたしますとともに、今後ますますのご理解、ご支援をお願いいたします」と話していた。
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