「11月10日」無電柱化の日 高野区長が民間プロジェクト参加
「~上を向いて歩こう~無電柱化民間プロジェクト」実行委員会による「11月10日 無電柱化の日」記念日制定発表会が11月10日に開催され、高野之夫豊島区長が出席した。
同委員会では、諸外国に比べると進んでいない我が国の無電柱化を「景観・観光」、「安全・快適」、「防災」の観点より、民間の立場から応援。東京オリンピック・パラリンピックを2020年に控え、政府も訪日外国人2000万人を目標に掲げるなど、国際的に日本が注目されており、なおかつ南海トラフ巨大地震等の防災対策としても無電柱化の推進は重要。その推進に向け、地域の住民を始め、地方自治体、企業・団体など国民のあらゆる階層が参加する運動として取り組むべきプロジェクトとして展開している。
「11月10日」を「111を電柱に見立て、これを0にする」という願いを込めて、「11月10日を無電柱化の日」記念日としての制定が決まり(一般社団法人 日本記念日協会より正式認定)、これまでの活動と今後の取り組みについての発表会が開催された。
同委員会の委員でもあり、来賓として出席した高野区長は挨拶の中で、「目標は大きく、『豊島区は無電柱都市を目指します』。都市計画道路はもちろんのこと、将来的には生活道路の無電柱化にも取り組み、『防災力の向上』、『景観の向上』を図ることにより、『人間のための空間を取り戻す』ことが最終的な目標。将来的には、区内全域で無電柱化を実現し『電柱ゼロ都市宣言』をしたい」と述べた。本区では、文化創造都市として、「国際アート・カルチャー都市構想」を打ち出し、その取り組むべき施策の中の一つに、無電柱化も位置付けている。具体的には、目白地区の「椿の坂」、巣鴨地区の「巣鴨地蔵通り」、池袋地区の「立教通り」などを代表的な候補路線と位置付けており、さらに、区内全域で無電柱化を進める方針。
発表会には、太田昭宏国土交通大臣、小池百合子衆議院議員も来賓として参加。さらに、このプロジェクトの公式キャラクターの名前募集キャンペーンの実施概要なども紹介された。
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