ムコーバ活動に感謝 アフリカからのお礼の表敬訪問
国際家族計画連盟(IPPF)アフリカ地域事務局長のルシアン・クアクウ氏ら関係者が11月4日、豊島区役所を訪れ、水島正彦豊島区副区長を表敬訪問した。
同氏は、日本政府が主催し、国際連合・アフリカのためのグローバル連合・世界銀行とともに5年ごとに開催される「アフリカ開発における東京国際会議」のフォローアップ会合および、日本企業との連携強化・アフリカ支援への呼びかけのために来日していたが、アフリカ各国に対するムコーバの長年の支援についてお礼を伝えたいと、ムコーバの事務局でもある豊島区を訪問したもの。
ムコーバとは、豊島区を含めた全国12の自治体(豊島区、文京区、大田区、世田谷区、練馬区、荒川区、武蔵野市、さいたま市、川口市、上尾市、静岡市、広島市)と、家族計画・母子保健分野の国際NGOである公益財団法人ジョイセフで構成される組織。平成元年の発足以来、四半世紀の長きに渡り、引き取り手のない放置自転車を再生整備し、開発途上国に対する譲与を続け、平成26年3月末までの間にアフリカ地域の41か国に対し41,520台を譲与してきた。これらの再生自転車はアフリカ各国で母子保健指導や医療活動に活用されており、「命を救う足」「走る回覧板」として人々の暮らしに不可欠な存在として大切にされている。
クアクウ氏は「自転車は、現地のボランティアにとって不可欠な、とても価値あるもの。25年にわたり再生自転車の寄贈とIPPFの活動を支援いただき感謝申し上げます」とお礼を述べた。
水島副区長は「現地で有効活用されていることはジョイセフからの情報提供もあり理解している。途上国への支援事業であり今後も頑張りたい」と話した。
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