初の区議会報告会開催 概ね好感、開かれた議会の大きな一歩
区民に開かれた議会を目指して豊島区議会全議員が準備を進めてきたという「第1回豊島区議会 議会報告会」が11月17日午後6時30分から8時30分まで、豊島公会堂で開催された。
ステージに今回報告役となる議員らが登壇するなか、この報告会の準備を進めてきた作業班長の里中郁男区議が進行役となって進められた。まず島村高彦議会報告会作業班副代表から議会の仕組みと役割、山口菊子決算特別委員長から決算特別委員会審査内容、そして第3回定例会での各常任委員会の審査内容の報告とつづいた。それぞれ竹下ひろみ総務委員長、河野たえ子区民厚生委員長、西山陽介都市整備委員長、永野裕子子ども文教委員長らが先の議会で話し合われた主要議案等を話した。
その後の「質疑・ご意見」には数人の参加者が熱心に質問。陳情の処理など尤ものもあれば、この日の趣旨にそぐわないもの、議員寄りの応援めいたものまでいろいろだったが、なにしろはじめての「区民と議会」の集い、報告会なのだから開催にされたことに意義を感じている参加者が多かったようだ。今後はこの期待に応えて回を重ねてほしい。参加者の声を拾ってみた。
「終わった議会の報告会というのも意義はあるのでしょうが、それだけでは不十分。もっと建設的に要望を聞く会を設けてほしい」
「議員を責めるような質問もあったが、参加者の多くはそうではないはず。今後、このような会開催について議員側があまり身構えないで気軽な意見交換の場に育てていただきたい」
「上池の方のコミュニティバスの陳情処理は、議員さんの答えが、不可解だった。はっきりとした継続審理の理由と、継続審査となった陳情のその後を述べてほしかった」
「コミュニティバスは地域の身近な問題だ。調査ぐらいはすぐにしていただきたい」
「区民の要望には党派・会派を越えてあたってほしい。そうでなければ、手柄争いが先に立ってしまい、豊島議会全体と区民の距離は近くないのでは」
「議員さんの仕事が少し見えたようでよかった。できれば定例議会ごとに報告会を開いてほしい」
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