食育「宮城米給食の日」 区内全小・中学校で実施
豊島区では区内の小中学校で、宮城県産の新米を使った「宮城米給食の日」という食育プログラムが行われており、今年は11月18日から26日まで各校1回実施することになっているが、初日18日は区立駒込小学校で「食材王国みやぎ給食の日・みやぎ食育体験型学習会」が開催された。
豊島区では、平成17年10月に宮城県と相互交流宣言を行なったことをきっかけに、全区立小・中学校を対象に、食育を学びながら毎年宮城県から贈られる新米等を献立に取り入れる「宮城米給食の日」を、平成18年より実施している。次世代を担う子どもたちに、「食材王国みやぎ」を代表する農作物であるお米を食べてもらい、宮城米の安全性やおいしさを伝える。今年も「ひとめぼれ」の新米871キログラムが、区立小学校21校及び中学校8校に贈られ、給食で子どもたちにふるまわれている。
また、毎年1校で、海の幸・山の幸・大地の幸の宝庫である宮城県について理解を深め、交流促進を目的とした「食材王国みやぎ給食の日・みやぎ食育体験型学習会」が開催される。今年は、駒込小学校で実施され、宮城米や宮城野豚(ミヤギノポーク)など宮城県産の食材を使用した給食が全校児童にふるまわれたほか、5年生30名が4グループに分かれて、漁船の写真から釣れる魚を当てる「船当てクイズ」や、「銀ざけ当てクイズ」などオリエンテーリング形式の体験学習会に参加した。
5枚の魚の写真から銀ざけを当てる「銀ざけ当てクイズ」では、宮城県の職員が生の銀ざけの切り身を見せながら解説。身が赤いのは餌が関係していることを知ると「面白い」「そうだったんだー」などの声があがり、児童たちは熱心に説明を聞いていた。
給食では、銀ざけのみぞれ汁もふるまわれ、児童たちは宮城米と一緒においしそうに食べていた。加藤広大君は「甘くてもっちりしていておいしい」と宮城米をおかわりして食べていた。宮城県職員の木皿さんは「お店で宮城県産の食材を見かけたら、ぜひ手に取って食べてみて」と話していた。
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