2015年8月

第3089号 2015年8月26日号


小学生が模擬選挙体験
 夏休みの川村学園の児童ら


 夏休みに小学生が本物の投票箱や記載台を使用した選挙を体験~政治や選挙に関心をもつきっかけに~、8月24日、私立川村学園川村小学校(目白2-22-3)にて、模擬選挙が行われた。

 選挙権年齢が従来の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる法律の改正案が成立し、投票率の低い若年層への啓発がより必要となっている中、実際の選挙に近い体験を経て、小学生のうちから政治や選挙に興味・関心をもってもらうために企画されたもの。選挙会場で使用される本物の投票箱や記載台を使用し、テーマを決め、投票事務の作業を児童自身で行なう。同校では昨年も模擬選挙が行われ、好評だったため今年も実施することとなった。

 この日の模擬選挙には、5年生8名・6年生18名が参加。まず、選挙制度の歴史や投票所での決まり等を学ぶ講義とクイズが行なわれ、児童たちは真剣に耳を傾けていた。その後、「中学校で入ってみたい部活」をテーマに「テニス部・にしこりけいこ」「バスケ部・くろこばすけ」「美術部・びじゅつゆの」「演劇部・えんげきまや」「所属しない・やまだはなこ」の架空の代表者が立候補し、自分たちの部活に入ってもらえるような主張をしているという設定で模擬選挙が行なわれた。

 児童たちは、予め配られていた「選挙のお知らせ」を名簿対照係に渡し、用紙交付係から投票用紙を交付されると、記載台で記入し、少し緊張した面持ちで投票していた。得票数は「テニス部・にしこりけいこ」7票、「バスケ部・くろこばすけ」1票、「美術部・びじゅつゆの」4票、「演劇部・えんげきまや」0票、「所属しない・やまだはなこ」14票と発表され、投票総数26票のうち14票を獲得した「所属しない・やまだはなこ」が当選となった。

 6年生の松田莉奈さん(11)は「選挙には色々なルールがあることが分かりました。投票用紙が開きやすいようにプラスチックでできているのが工夫されていると思いました。18歳になったら選挙に行きたいです」と感想を話した。


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