2016年11月

第3145号 2016年11月16日号


池袋駅周辺で大規模訓練
 11月17日、帰宅困難者対策


 豊島区は11月17日午前10時より、池袋駅及び駅周辺において大地震等の発生を想定した帰宅困難者対策訓練を実施する。

 訓練の想定は、東京湾北部を震源とした首都直下地震が発生し、区内の最大震度は6強。鉄道等の公共交通機関の運行が停止し、池袋駅周辺に多数の帰宅困難者が発生する。

 区は直ちに災害対策本部を設置するとともに、池袋駅敷地内には現地連絡調整所、池袋駅の東口・西口にそれぞれ情報提供ステーションを開設する。帰宅困難者へは、防災行政無線の屋外拡声器や、「防災情報伝達制御システム」を使い、安全・安心メール、ツイッター、フェイスブックにより情報提供を行う。

 今年度初めての取組みとして、池袋駅東西に開設された情報提供ステーションにおいて、ホテル、大学等の一時滞在施設への地図が描かれたチケットを一人一枚ずつ配布し、帰宅困難者を一時滞在施設へ円滑に案内・誘導する。

 池袋駅の地下通路(アゼリアロード・オレンジロード)や、地下街、ホテル、大学、金融機関、区役所1階のとしまセンタースクエアなどにおいて、帰宅困難者の受け入れ訓練を行い、給食訓練、仮宿泊訓練、応急救護訓練等を実施する。帰宅困難者役としての参加者は500名を超える見込み。

 今年度の新たな取り組みの二つ目として、区が震災時に想定している帰宅困難者用の備蓄物資の輸送、集積、配分要領について検証する。日本通運株式会社の江古田流通センター(練馬区旭丘一丁目)に一括して委託・管理している約5万人分の帰宅困難者用備蓄物資のうち2千人分をトラック5台により、池袋西口公園に輸送し、公園に設置したテント内に集積、品目ごとに配分の要領を確認する。

 区は訓練にあわせて、訓練参加者へのアンケート調査を行い、チケット制の効果などを分析し、帰宅困難者対策の充実・強化などに役立てる。

 区の担当者は「大地震の発生時には、むやみに移動を開始しないことが大切です。訓練を通して、参加者への防災意識の啓発を図っていきたい。」と語っている。


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