地域の財産を守れ 池袋北口路上美術館大作戦
11月13日、池袋北口路上美術館沿い(140メートル)で「池袋北口路上美術館11/13大作戦」と題し、ブロック塀の塗装が行われた。子どもから学生、地域のボランティア、警察官など約70名が参加した。
池袋北口路上美術館は池袋駅北口の東武東上線沿線の壁面を利用したパネル展示スペース。豊島区の観光資源の発掘とPR、池袋北口の環境美化の促進、安全・安心なまちづくりの推進を目的に平成23年に開設された。当時、池袋駅北口は、「暗い」「汚い」などのマイナスイメージがあったが、それを払しょくするためにパネル展示を行うようになった。
これまで、豊島区の見どころを紹介した「豊島区の観光」や区制施行80周年を記念した「友好交流都市ポスター展」、区内の桜をテーマにした「豊島区の桜~さくらフォトコンテスト入選作品より~」を展示し、現在は区内を走る鉄道車両の今と昔の姿を映した「鉄道パネル展」が開催されている。
開設された年にもボランティア塗装は行われたが、5年を経て壁の汚れが目立ち始めてきたのを機に今回、改めて開催することとなった。
セレモニーに参加した、高野之夫豊島区長は、「これからも地域の人々と作ってきた美術館を守っていきたい」と語った。
少年野球チーム(イーグルトシマ)や少年柔剣道の子どもたち、創形美術学校の学生、警察署員、区職員と地域の方々が一体となり、ペンキ職人に塗り方を教わりながら140メートルの壁をきれいなレンガ色に仕上げた。
池袋西口駅前環境浄化推進委員会委員長の加藤竹司さんは「大人と子どもが一緒に街づくりをしていく良い機会なので、これからもこの取組みを続けていきたい」と抱負を述べた。
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