2020年2月

第3286号 2020年2月05日号


注目のセーフティ教室
 要小で土曜公開事業


 要小学校(北澤弘幸校長)で1月18日、としま土曜公開授業としてセーフティ教室が開かれ、その授業の中で、先日、6年生が地域を歩いて作成した安全安心マップの発表が4,5年生や保護者、地域の人に向けて行われた。

 教室と体育館に各マップを貼って、その前に担当した6年生が待機。4,5年生が班を作ってそこをまわる。「クイズです、危ない場所のキーワードは何でしょうか?そうですね、“入りやすく見えにくい“です」と下級生に説明する姿はまるで先生のよう。

 今回のプレゼンテーションの中で指導者(担任、NPO法人ささえ手)の工夫がよく見られたのは、まちを歩いて気づいたことを自分たちでできること、保護者にお願いしたいこと、地域の人にお願いしたいことに分けて発表しているところだ。

 例えば、自分たちは夕焼けチャイムが鳴ったら家に帰る、近所の人に挨拶をする。保護者には危ない場所に行かなくてはいけないときは付き添ってくださいと。地域の大人には、落書きを消してください、登下校の見守りをお願いします、見回りと掃除をありがとうございます、これからもよろしくなど。

 実際にまちあるきをしたときに地元の辻薫区議会議員も同行し、子どもたちが「ここが危ない場所だ」と指摘したところを道路整備課に改修を要望、1月10日に工事が完了していた。この場所は、改修が必要という認識はされていたが、土地の管理者との話し合いが停滞していた。そこに子どもたちの声が届いたことで一気に解決に至ったという経緯がある。

 そのことが、子どもたちの前で嬉しいこととして発表された。子どもたちのエンパワーメントにつながることだと思われる。子どもたちは、危ないところもあるけれど、地域の人たちが見守ってくれていて安全な地域だということも分かったと感想を述べていた。この安全安心マップ作りの授業は、自分たちの危機管理意識も高めながら地域愛も深めていけるとても素晴らしい総合学習になっている。


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