2020年2月

第3289号 2020年2月26日号


池袋東口の安寧願う
 四面塔稲荷で初午祭


 池袋のパワースポットとして古くから信仰を集める池袋東口駅前公園の一角にある四面塔尊で2月12日午後、地元奉賛会(服部洋司会長=池袋東口美観商店会長)によって四面塔稲荷大明神の初午祭が行われた。

 池袋東口駅前の西武百貨店、パルコ、ビックカメラ、池袋ショッピングパークや東京信用金庫、巣鴨信用金庫、また池袋駅などの関係者多数が集まり、雑司が谷・法明寺の近江正典住職のもと、商売繁盛、家内安全、交通安全など祈願した。

 恒例となっている法要後の近江住職の法話では、新型コロナウイルス感染のクルーズ船対策が取り上げられ、政府の対応「国民の方を見ていない、また乗っている人の身になっていない」とを批判、「自分が、また自分の身内が乗っていても同じことが言えるのか。『同悲同苦』という言葉があります。それぞれの立場になって、悲しみ苦しみを同じにして考える。その気持ちが皆が幸せに生きれる社会を作り出せる」と諭した。

 四面塔の縁日は毎月12日。四面塔には地元奉賛会の皆さんがあの3・11震災復興と街づくりへの思いを「命の言葉」として月替わりに張り出している掲示板「心のともしび」が設置されている。

 池袋四面塔は今から約二百八十年前の享保の頃、一晩で一七名の辻斬残骸があり、この不祥事を憂いて、池袋村民有志六十四人が雑司ケ谷・法明寺に供養をお願いし、石塔を建立して無縁仏の霊を供養したもの。稲荷は稲作の神様、そのことから商売繁盛の信仰が根付いた。またキツネは田んぼや畑を荒らす小動物を駆除してくれることから神様の使いとして扱われるようになったという。

【池袋四面塔奉賛会】
会長=服部洋司、世話人=津島徳男、清水泰子、石井浄丈、菅澤省吾、宮田知典


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