豊島区職員ら書類送検 廃棄物処理法違反容疑
豊島区と8課・課長ら職員24人が2月21日、警視庁生活環境課から廃棄物処理法違反容疑で書類送検された。同法違反容疑で地方自治体が摘発されるのは異例。
同日午後、高野区長が摘発をうけて記者会見して謝罪。「豊島区では、平成30年の事務監査で廃棄物処理法に違反した契約を確認し、以後、全庁調査による実態把握に努めるとともに、警察に届け出て、捜査に協力してまいりました。今回の事態は、廃棄物処理に関する職員の認識不足、組織としてのチェック機能の不足が主な原因でありました。法令順守の範を示すべき行政として、深く反省しております。このような事態を招いたことに対し、区民の皆様に深くお詫び申し上げます。今後は、二度とこのような事態を生じさせないよう、また、失われた信頼を取り戻すべく、全庁一丸となって全力で再発防止に取り組んでまいります」とコメントしている。
平成26年度から30年度にかけて区役所などで使っていたエアコンやピアノなどを捨てる際、産業廃棄物処理の許可を得ていない業者に委託したもので、豊島区、契約に関わった職員のほか業者7社も書類送検された。
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