新たな資源回収システム 7月から週2回、全品目対象
豊島区は、平成19年度中に実施予定の廃プラスチックのサーマルリサイクルにあわせ、新たな資源回収システムのモデル実施を行なう。それにあわせ現在隔週で週1回となっている資源回収日を7月から週2回に増やし、毎週全品目(びん、かん、ペットボトル、トレイ、プラ容器、新聞、雑誌、牛乳パック、段ボール、厚紙製の箱、包装紙、古布)の資源回収を行なう。また今後、新たな回収品目についても検討する。
東京23区では、昭和49年度から廃プラスチックを不燃ごみとして埋立て処分を行なってきたが、現状のまま埋立処分を続けた場合、最終処分場の残余期間は概ね30年と見込まれている。廃プラスチックの埋立処分を削減するため、23区では、破砕・溶解して再度プラスチックとして再生する「マテリアルリサイクル」や、熱や圧力を加えて、元の石油や基礎化学原料に戻して再生利用する「ケミカルリサイクル」を促進しつつ、こうした資源化が困難な廃プラスチックについては、埋立て処分せず、燃焼させることによって発電や熱源としてエネルギーを回収する「サーマルリサイクル」を、23区全域で平成20年から本格実施する予定としている。
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