2008年6月

第2770号 2008年6月11日号


廃止法案をアピール
 野党4党、巣鴨地蔵通りで
 後期高齢者医療制度


 民主党、共産党、社民党、国民新党の野党4党による「後期高齢者医療制度廃止法案」を国会で成立させるべく街頭演説が、巣鴨地蔵通り商店街入り口で多数の聴衆を集め6月4日午後3時より行われた。

 4月1日より実施された後期高齢者医療制度の欠陥が、実施されてから各方面より指摘され、明らかとなった。

 演説の先頭に立ったのは、平成の水戸黄門こと民主党最高顧問が渡部恒孝三衆議院議員。「私の選挙区会津は、年金額5~6万のお年寄りが多く、今回の天引き制度に怒っています。今回の制度改悪は、”おばあさん、おじいちゃんもうこの位でいいよ“という制度です。一刻も早くこの政権を倒しましょう。」と檄を飛ばした。この他、共産党志位和夫委員長、社民党福島瑞穂党首、国民新党自見庄三郎副代表が、沿道の国民に訴えた。国民新党自見庄三郎副代表は「私は、内科医をしています。23年間、国会議員をやらせて頂いていますが、今回ほど、理不尽なものはありません。今回の制度変更は"いのち”と"お金"どちらが大事なのかと聴衆に呼びかけ”いのち”が大半を占めた。4野党で廃止しましょう。」と呼びかけた。社民党代表福島瑞穂は「今日(4日)廃止法案を国会に発議し、今週中に参議院を通す為に、皆さん野党4党に力を貸して下さい。」と訴え、共産党志位和夫委員長は「日本列島で怒りが起こっている。自民党の大先輩である中曽根さんですらこの制度は、愛情が欠けている。また、この制度が続く限り医療費が値上がりします。」と聴衆に訴えた。

 80代の女性・男性を問わず各党首の演説を聴く目は真剣で拝むような気持ちで手を合わせ拍手をしていた。年金5~6万で衣食住満足させなければならない中にあって、千円~二千円の天引制度は、大きく生活に響いてくる。70代以上の人は、今回の制度で導入により國が生活を担保してくれないことが明らかになり、不信と不安の中に国民を陥れた。

 野党4党が、廃止法案を成立させられなければ、国民より政党への支持を永久に得られないであろう。野党は、腹を決め福田内閣総辞職又は解散を行うまで国会審議に応ずべきでない。民の真剣な眼差しを見ればこの行動は、至極当然である。(記:小林裕)(写真は4野党党首による"がんばろう!)


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