成年後見制度ってナニ？
高齢者や障害者に安心の日常生活を
成年後見制度とは？…
成年後見制度は、2000年4月、介護保険制度と一緒にスタートした制度である。
ノーマライゼーション、自己決定権の尊重、社会参加促進等の理念から、社会福祉のしくみも、福祉サービスの利用については、「施設入所」から「地域」での生活へ、行政による「措置制度」から「契約制度」へとかわり、利用者自身がサービスを選択し、自らの責任で事業者と対等の立場で契約する新しい福祉サービスの利用制度に大きく転換した。
一方、社会の急速な高齢化の進展の中で、判断能力や交渉力が衰えてくる高齢者にとっては、自分の財産や権利を守っていくことが難しくなっている。最近では、悪徳商法や振込め詐欺など高齢者を狙った消費者被害も増大の一途をたどっている状況がある。
このような福祉サービスと高齢化の流れなかで、判断能力が不十分になった高齢者や障害者などが地域で安心した日常生活が送れるように、その方の権利と財産を守っていくための新しいしくみとして成年後見制度はスタートしたものである。
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