森山氏に文学賞 赤い鳥文学賞贈呈式
大正7年、児童文学者・鈴木三重吉が、豊島区目白において創刊した児童文芸誌「赤い鳥」に因んだ『赤い鳥文学賞』他2賞(『新美南吉児童文学賞』、『赤い鳥さし絵賞』)の今年度受賞者への贈呈式が、7月1日午後3時から、西池袋の自由学園明日館で行われた。赤い鳥の会(事務局:小峰書店 新宿区市谷台町4-15)主催。
受賞作品は、第39回赤い鳥文学賞に森山京「ハナと寺子屋のなかまたち」(理論社)、第27回 新美南吉児童文学賞に山中利子 「遠くて近いものたち」(てらいんぐ)、第23回赤い鳥さし絵賞にささめやゆき 「彼岸花はきつねのかんざし」(学習研究社)。
赤い鳥文学賞に選定された「ハナと寺子屋のなかまたち」は、江戸時代の寺子屋を舞台に、生命力あふれた子どもたちが、四季のうつくしい風景の中をのびやかに駆け回る物語。
受賞者の森山京さんは「自分の書くものとこの賞が結びつくとは思っていなかった。驚き恐縮している。」と受賞の感想を述べた。
山中利子さんは、関係者への感謝を述べ、「今の気持ちに代えて」と新美南吉の詩を朗読した。
ささめやゆきさんは「受賞を契機に発奮して、これからも描いていきたい。」と語った。
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