2009年7月

第2817号 2009年7月8日号


どんなに時代がかわっても
 巣鴨信金は「創業の精神」88期総会


 巣鴨信用金庫(田村和久理事長)の第88期定時会員総会が6月29日午後2時から巣鴨信金本店フクタローメモリアルホールで約300人が出席して開催され、昨年度の業務報告などがなされた。

【田村理事長あいさつは次の通り(要旨)】
 6月22日に埼玉県新座市に当金庫43番目の支店となる新座支店を無事オープンさせていただきましたので、ご報告と御礼を申し上げます。当金庫では、平成7年10月に西浦和支店を開設させていただきましたが、新座支店は、西浦和支店から数えて14年振りの出店となります。

 ご融資の面では、切迫した事業性の資金ニーズにお応えするため国の緊急保証制度に対応し優遇策が設けられた東京都や埼玉県の「経営緊急」など、制度融資に積極的に取組みました。また、個人のお客様には住宅ローンの固定金利選択型及び変動金利型商品の特別金利によるご提供を継続させていただきました。

 その結果、金融残高は期中373億円の増加と、過去10年間で最高の実績となりました。

 ご預金の面では、当金庫の本支店で年金をお受けとりいただく件数が1年間で5,104件増加し、78,064件となりました。お客様に、ご信頼をいただき大切な年金をお預りさせていただけることに感謝いたしております。また、懸賞金付定期預金「初夢」「夏祭り」や日頃の愛顧への感謝を込めた「特別金利の定期預金」がお客様のご支持をいただき、預金残高は期中521億円と、2年連続して500億円の大台を超える増加となり、期末残高は1兆4733億円となりました。

 お蔭様で当金庫では順調な預貸金の増加等により業務純益は前年を上回る80億円を計上することができました。

 金融機関のサブプライムローン関連の証券化商品への投資が大きな問題となりましたが、当金庫では堅実な投資方針のもと国債や日本を代表する企業の株式、債券などを中心に運用しており、リスクを伴う証券化商品への投資は全く行っておりませんでした。しかしながら、堅実な投資であっても今回の世界的な金融危機の影響を避けることは出来ず、保有株式等の売却や減損処理を実施いたしましたが、おかげさまで経常利益18億円、当期純利益17億円を計上することができました。

 経営の健全性を現す指標である自己資本比率11.1%と健全性は強固なものとなっております。

 2008年度の新たな取り組みを2つご紹介させていただきます。

 一つ目は「振込め詐欺の撲滅」です。振り込め詐欺はお子様やお孫さんを思うご高齢者の心情を踏みにじる卑劣な犯罪です。当金庫では「お客様をあらゆるリスクからお守りすること」を最重点課題として取組んでおります。

 また、幸い、本支店を菅轄する全ての警察署のご協力を得て成果も上がり、昨年11月には警察庁振り込め詐欺対策室より「未然防止に多大な貢献があった」として感謝状を戴きました。

 二つ目は巣鴨ならではの特色を生かしたビジネスフェア「四の市」です。

 当金庫が17年前から開催し、今では毎回3,000名を越えるお客様にご来場をいただく「おもてなし処」を事業者の皆様の物販や情報発信の場としてご活用いただきたいと考え、今年2月24日に第一回ビジネスフェア「四の市」を開催いたしました。当日は、杖、補聴器などご高齢者向けのブースを中心に21の事業者の皆様にご出店をいただきました。ご来場者は4400名を超え、本店前には入場待ちの行列ができるほどの賑わいとなりました。次回の開催は11月4日を予定しております。

 当金庫はどんなに厳しい経済環境であっても、どんなに時代が変わっても、相互扶助の「創業の精神」を心に刻み、「ホスピタリティ精神」をもって地域のお客様との信頼関係を構築し、「すがもと取引して本当によかった」と言っていただける「唯一本物の信用金庫」を目指して全力で取組んで参ります。


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