夏の収蔵資料展 区立郷土資料館にどうぞ
区立郷土資料館(西池袋2-37-4 勤労福祉会館7階)で「夏の収蔵資料展」が開催されている。たくさんの収蔵資料の中から、夏という季節に沿ったテーマで展示をする収蔵資料展。今回は、「アトリエ村の作家展」「つりざお」「くみひも」「空襲記録写真と区民生活」「戦後の区民生活とヤミ市」「夏の風物詩 蛍狩りと朝顔市」のテーマで構成されている。
なお、この展示は新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館(7月23日から8月5日にかけて区内各所で開催)への協力展示の側面も持ち合わせている。テーマの一つ「アトリエ村の作家展」では、長崎アトリエ村およびその近隣に居住していた画家本人やその遺族から寄贈された絵画を展示。
●アトリエ村の作家展(8月5日まで):長崎アトリエ村およびその近隣に居住していた画家の作品を展示。おもな展示作品…春日部たすく(かすかべたすく)「池袋駅前豊島師範通り」、杉浦 茂(すぎうらしげる)「池袋空襲」、高山良策(たかやまりょうさく)「池袋駅東口」。
●つりざお:区民の方から当館へ寄贈されたさまざまな釣り竿資料を紹介・解説。おもな展示資料…ハコビク、仕掛け入れ、竹製・カーボン製の釣り竿。
●くみひも:当館所蔵の組紐コレクションを中心に、組紐文化について紹介・解説。おもな展示資料…種々の帯締め、土山弥太郎コレクション。
●空襲記録写真と区民生活:第二次世界大戦末期、空襲によって豊島区も約3分の2が焼失した。区内が撮影された空襲記録写真を区民生活に関連する資料とともに展示。
●戦後の区民生活とヤミ市:戦後の物資の少ない時代に用いられていた生活用具や、ヤミ市(連鎖商店街)の写真などを展示。
●夏の風物詩 蛍狩りと朝顔市:かつて新宿区落合から豊島区高田にかけての神田川流域では、蛍が数多く飛びかい、蛍狩りを楽しむ光景がみられた。また、朝顔は江戸時代以降3回の大流行があり、番付や浮世絵が数多く出版された。このコーナーでは、蛍狩りや朝顔市と関連のある浮世絵や絵図類などを展示する。
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