「感動をありがとう」 辻井さんに文化功労表彰
第13回ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールで日本人初の優勝を果たした辻井伸行さん(20歳)が7月14日、母いつ子さんとともに豊島区役所を訪れ、来庁していた区民、区職員から「おめでとう」「感動をありがとう」という拍手で大歓迎を受けた。
辻井さんは現在豊島区在住。区内にある東京音楽大学の付属高等学校(高校の所在地は文京区)に通っていた。
豊島区では、コンクール優勝を記念し、「豊島区文化功労表彰」を贈呈することになった。辻井さんには、表彰状、花束、記念品が贈られた。記念品の豊島区に縁のあるふくろうをモチーフにした「しあわせふくろうブローチ」は、いつ子さんにも贈られた。
区長応接室で、区長から表彰状や記念品が手渡された。「豊島区文化功労表彰」の受賞に、「区の皆様が温かい拍手で迎えてくれてとても嬉しいです。とても光栄です」と笑顔を見せてくれた。
「豊島区での子どもの頃の思い出は?」と聞くと「中学生の頃よく鬼子母神周辺を散歩しました。静かでとても良いところ。また、時間ができたら鬼子母神周辺を散歩したいです」と当時を懐かしむ表情を見せてくれた。また、「鬼子母神周辺を歩いて感じ取った感性が今の演奏にも生きているかもしれないですね」と話した。
最後に「名誉ある賞を頂いてありがとうございます。豊島区の応援してくださる方々のためにも、素敵な演奏をし、感動してもらいたい。皆さんの拍手から勇気をもらえます」と、豊島区民にメッセージをくれた。
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