緑を活かす街と住 都公園協会主催でセミナー
東京都公園協会主催の「緑を活かすまちづくり住まいづくりセミナー」が9日、池袋西口の池袋ウエストパークビルで開催された。豊島区後援。
東京都公園協会は、緑あふれる東京の都市再生を目指し、公園や街路樹等の公的な緑地だけでなく、民有地の緑化を推進するため、「まちなか緑化活動支援事業」を行なっている。昨年度は杉並区久我山、台東区浅草をモデル地区として実際に事業展開し、大きな成果をあげている。
今回は、豊島区池袋での事業実施を目指し、地域住民の人たちへ事業概要、実績を紹介し、緑を活かしたまちづくり住まいづくりに関心を持ってもらうためのセミナー。
豊島区は、人口密度が全国一位の高密都市であるが、現在、緑あふれる「グリーンとしま」再生を目指し、地域住民と一体となり緑化推進に取り組んでいる。今年度も区内の全区立小中学校31校に1万本の苗木の植樹を終えたばかり。
当日は、池袋西口地区において、まちづくり活動を続ける「NPO法人ゼファー池袋まちづくり」のメンバーを中心に、同地区の商店主や住民らおよそ30名が集まり、講師の話に熱心に耳を傾けていた。
講師となった甲斐徹郎氏(株式会社チームネット代表取締役、立教大学大学院非常勤講師)は、セミナーの中で「便利になってしまったことで、周囲との関係や緑や木が省かれてしまった。豊かな街や緑を創造するためには失われた「関係」の再生が必要です。」と地域が一体となった取り組みを呼びかけた。
豊島区としても、この「まちなか緑化活動支援事業」が有効に活用され、緑の大切さがより多くの区民に浸透し、緑化の機運がさらに高まりを見せてくれることを期待している。
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