5日まで「まちかど回遊美術館」 4回目 池袋西口中心に40会場
「街全体が美術館」をコンセプトに第4回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館が池袋西口を中心に40会場で8月5日まで開催されている。入場無料。
榑松正利(くれまつまさとし1916-2008)をはじめ、池袋モンパルナスに関係した画家展、現在池袋と関わりをもって創作活動を行なっている現役作家展、未来を担う学生や子ども達の作品展など、多彩な作品を楽しむことができる。
初日23日に行なわれたオープニングセレモニーでは、高野之夫区長が「回遊美術館は今年で4回目となり、年々盛大になりました。池袋を中心に、豊島区が芸術のまちとして飛躍するきっかけになるように期待を込めています」と。
東武百貨店の6階では、昨年の4月に91歳で亡くなるまで椎名町のアトリエ村に住んだ画家・榑松正利(くれまつまさとし)絵画展が行なわれている。お気に入りだったパリやモロッコを描いた風景画、ロマネスク彫刻を組み合わせた「エヴァ翔く」(1991年)などのほか、1960年に描かれた鮮やかな色合いの「アトリエ村」などを展示している。お孫さんの杉村そのこさんが「豊島区での展覧会は初めてなのです!地元とのつながりが余りなかったので、区の人に知っていただけたら良いと思います。戦前の作品から最近の作品までを、このように選んで展示するのも初めてです」と紹介してくれた。
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