「語り継ぐべきこと」 好評!紙芝居「畑ものがたり」 区民ひろば千早の語り部部会
区民ひろば千早の語り部部会の皆さんが区内の小・中学校で展開しているオリジナルの紙芝居公演がなかなか好評だ。
紙芝居のタイトルは、「畑ものがたり」。要町にある「区民ひろば千早」の語り部部会の12名の部員によって作られたもので、語り部部会の中で、おとしよりから子どもたちに語り継ぐべきことがあるのではないかとの意見が出て、紙芝居づくりに取り掛かることになったという。
「区民ひろば千早には、地域みんなで大根やごぼう、人参、ジャガイモや里芋を育てている畑がある。世代間交流の要の一つにこの畑を題材にした内容です。区民ひろば千早の畑の中で繰り広げられる自然界の連鎖をナレーターの先生が色鮮やかな水彩画で描いている。その中に、おじいちゃん、おばあちゃんが、子どもたちに語り継ぐ、「食育」「地域の歴史」「戦争」等、様々な想いが盛り込まれている」と運営協議会・語り部部会の柳澤誠一郎さん。
途中、クイズ等も入り、子どもたちと同じ目線で対話しながら進められる約13分間の紙芝居。紙芝居の制作には、約半年もの歳月をかけ、地域の小学校の先生や栄養士など、あらゆる分野の方々にアドバイスをもらいながら完成させた。
今後、語り部部会のおじさんや、おばちゃんは、手づくりの紙芝居を手に、地域の保育園や子育て支援施設などを巡回、語り継ぐべき思いが「畑ものがたり」を通じて、子どもたちへと受け継がれていくことだろう。
豊島区の教育委員会も賛同して教育の一環として豊島区内の多くの保育園・幼稚園・小学校・中学校等から紙芝居の発表の依頼、さらに多くの学校などから要請が来そうだ。
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