読書の楽しさ学ぶ 読書フェスタに400人
区教育委員会は10月22日、読書の楽しさ、大切さを学ぶ「豊島区立小・中学校読書フェスタ」を池袋東口の東京信用金庫本店で開催、区立小・中学校の児童・生徒と保護者約400名が参加した。
読書を通して豊かな言葉や考える力を身につけさせ、読書が好きな子どもを増やすことを目的としたこのイベントは、今年で3回目。
読書感想文コンクール優秀作品の発表では、池袋小学校6年生の児童が「夢をかなえるゾウ」について発表した。毎日の小さな積み重ねが、自信をもつきっかけとなったこの本を、自分にとって一生忘れることのない大切な作品と語った。
続いて、各学校の図書委員が、それぞれの読書活動について発表した。富士見台小学校は、全校での取組みとして、読んだ本の感想を書き留める「読書貯金カード」についてや、定期的に行われるPTAによる本の読み聞かせ等について発表した。「読書の良さ」として「想像力が豊かになる」「いろいろなことに興味をもてる」など、読書によるメリットを挙げた。
「おすすめの本紹介カード」のコンクールも行われた。子ども達が薦めたい作品をイラスト付きで紹介したもの。子ども達の目線で選ばれた作品は、これまであまり読書をしなかった子どもにも手に取ってもらえやすい。会場のロビーには、選出された「おすすめの本紹介カード」がパネル展示され、参加者達は色とりどりの紹介カードを興味深げに読んでいた。また俳優・ダンサー・音楽家などさまざまなジャンルのアーティストによるユニット「えぽんず」の講演も好評だった。
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