放射線量の詳細測定実施 全区立小・中学校等84施設
豊島区は、全ての区立小・中学校、幼稚園(私立園含む)、認可保育所(私立園含む)の計84施設で空間放射線量の詳細測定を実施することを決定。施設規模に応じて児童・生徒たちが活動する場所を中心に5から10か所で空間放射線量の詳細測定を実施することになる。小さな子どもの保護者から学校や保育所等の側溝や排水溝、雨樋等の場所での詳細な空間放射線量の測定が求められており、こうした区民の声にこたえた。
豊島区は10月26日から11月18日までの間、空間放射線の第3次測定として、これまでの第1次(14か所)、第2次(89か所)の測定範囲を拡大し、区内の全公園159か所で放射線量の独自調査を実施したが、毎時0.23マイクロシーベルトを超える値は計測されなかった。今回の調査は23区内において学校内の側溝や排水溝、雨樋等、放射線量が局所的に高い場所、いわゆる「ホットスポット」が発見されている。
また、10月から12月にかけて実施している給食の放射性物質検査については、平成24年1月から3月にかけて拡充して実施することも決定した。これにより、これまで未実施の区立小・中学校、公設保育園の計34施設でも検査が行われ、3月までに、区立小・中学校全校と公設保育園全園で給食の放射性物質検査が実施される。
なお、11月に実施した給食の放射性物質の検査結果は、すべて「検出せず」であった。11月の調査対象は、保育園3園、小学校3校、中学校1校。
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