2011年12月

第2925号 2011年12月14日号


被災地に暖房器具
 岩手県出身大学生が活動


 これから寒い冬を迎える東日本大震災の被災地に、暖房器具などの支援物資を送ろうと、岩手県出身で都内の大学に通う学生達が立ちあがった。

 この活動がスタートしたのは、現在活動の中心を担っている佐々木敦斗さんが、岩手県盛岡市で民間支援団体「SAVE IWATE」の活動に参加したのがきっかけ。東京からの被災地支援で有効な方法はないかと考え、支援物資を募集し被災地へ送る橋渡し役となることを思いついた。10月16日には、「SAVE IWATE 東京支部」を立ち上げ、現在は豊島区内にある岩手県学生会館(要町2-5-5)を物資募集活動の拠点とし、佐々木さんのアイデアに賛同した学生10名程度で活動している。

 佐々木さんによると、「活動を開始した当初は、どれだけのニーズがあるか分からず予測がつかなかったが、現在は都内だけでなく、全国から支援物資を受け付けている。武蔵野市民社会福祉協議会からも支援物資が届いている。」とのこと。支援物資を被災地に送りたくても、現在被災地で支援物資を受け入れている団体が少ないため、「SAVE IWATE 東京支部」へ届ける人も多いそうだ。現在、支援物資は、岩手県学生会館の空き部屋を利用し一時保管しており、寝具や家電製品などが6畳一間3部屋を埋め尽くすほど集まっている。

 11月15日には、第一弾の物資を発送。また、26日に支援物資の募集受付を行った他、収益をSAVE IWATEの活動支援金として復興活動に活用する「復興ぞうきん」「三陸復興カレンダー」を販売した。さらに同日には、佐々木さん自身が撮影した被災地の写真も展示された。第2弾は12月10日に発送作業。

 佐々木さんは、「全国から支援物資をいただき、励まされる。同世代でも支援をしたいという思いはあるが、具体的に活動できる所がなく足踏みしている人は多いと思う。特に東北出身の若い世代と一緒に頑張りたい」と話した。


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