心温まる“金婚式”模様 白雲閣からリビエラへ60年の歴史
50年前に結婚式を挙げた同じ会場で家族による金婚式の食事会を子供さんが企画、12月1日の結婚記念日にご両親にプレゼント――。3・11の大震災以来、人の絆、家族の絆の大切さがあらためて見直されているなか、池袋西口立教通りの結婚式・宴会場の老舗である「リビエラ東京」で心温まる家族の話題があった。
金婚式の主役は昭和36年12月1日にリビエラ(当時は「白雲閣」)で結婚式を挙げた宮川和男・寿々恵ご夫妻。長女の玲子さんが金婚式の記念に挙式した場所での家族食事会を計画。その挙式した「白雲閣」が現在は「リビエラ東京」と名称を変更して営業していることを知り早速予約を入れた。出席者は宮川ご夫妻と三人の姉兄妹。当日はリビエラ東京自慢の料理を楽しみながら持参した当時のアルバムなどを話題に今昔を語らい家族の絆を深めた。
洋間にかわった披露宴会場や挙式会場の神殿では新郎新婦席に腰を下ろして50年の歳月をかみしめる宮川ご夫妻。子供さんたちは両親や館内をカメラ等でおさめ新しい思い出づくりを楽しみ、ゆっくりとくつろいで夕刻、皆笑顔で家路についた。
リビエラ東京の渡邊藤郎副社長は「昨年の60周年を迎えました頃から金婚式にあたる日の会食のお問合せを多くいただくようになり、すでに5組ございました。『私たちが挙式したところが健在でうれしい』ととても喜んでいただいております。私どもも当時の披露宴の貴重なお話やお写真を拝見させていただきましたが、半世紀前のお客様が、このように元気でリビエラに帰ってきていただけるということに、とても言葉では表現できない感動をスタッフ共々感じております。歴史があるということを大変光栄と思っております」と感慨深く話してくれた。
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